農業景況DI 全業種で生産コスト高続く 日本政策金融公庫調査2024年9月19日
日本政策金融公庫は9月18日、2024年上半期の農業景況DIを発表した。
農業全体の景況DIは▲21.5で23年通年実績のから5.4ポイント改善したが、2020年以来、全業種でマイナス値が継続している。
多くの業種で改善傾向を見せたものの、肉用牛は▲52.1から▲59.6と大幅なマイナス値となったほか、採卵鶏は+65.1が▲56.7へと一転してマイナス値となった。
24年の通年見通しは▲16.6と上半期から4.9ポイント上昇するが、マイナス値は続く見込み。
生産コストDIは23年実績から4.0ポイント改善したものの▲80.6と大幅なマイナス値が続いている。施設花きは▲92.4、稲作(北海道)▲85.9、稲作(都府県)▲75.8、露地野菜▲83.4、施設野菜▲88.0などとなっており、全業種で▲60.0以下とコスト高が続いていることが示された。
雇用状況DIは▲37.2と23年実績から横ばいだが、マイナス値が続いている。
2024年に「設備投資予定あり」と回答したのは53.2%で23年からほぼ横ばいで推移した。耕種では都府県の稲作が62.1%、畜産では養豚が55.1%ともっとも高くなった。
設備投資予定ありとした回答のうち、昨年に比べ設備投資額が「増加する」との回答は45.5%だった。
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