和歌山県かつらぎ町と農業連携協定締結 生産地と消費地の新たな連携創出へ 大阪府泉大津市2024年9月30日
大阪府泉大津市と和歌山県かつらぎ町は10月1日、「農業を通じた連携による持続可能なまちづくり」など4項目にわたる農業連携協定を締結する。
泉大津市は、「市民の健康増進」と「食料危機への備え」の観点から、食糧を国内の農業の持続的発展に寄与する形で安定的に確保していくため、2023年3月に「安全・安心な食糧の安定的確保に関する構想」を策定。昨年度から、同構想の実現に向けた農業連携先となる自治体の募集を始め、このほど、かつらぎ町との全国8自治体目となる農業連携協定を締結する。
かつらぎ町は、温暖で恵まれた気候から年間をとおして果樹栽培が行われる"フルーツ王国"で、「かき」や「すもも」などの様々なフルーツ(一部有機JAS認証を取得)が栽培・収穫されている。今回の連携における具体的な取り組みとして、「みかん」を泉大津市の学校給食で提供するところから始め、子どもの健全な育成発達や食育を図る。
同町では農業従事者の減少などの農業課題があることから、今回の連携により、消費地となる都市部への安定的な生産・販売に繋げる。また、遊休農地の解消や有効活用に繋げていくことや、生産者の収入向上や安定化を図る。また、将来的には、車で約1時間程度といった両市町の地理的な優位性を活かし、季節に応じた旬の農作物の消費拡大や、農業体験事業等による関係人口増加を目指す。
◎農業連携協定における連携取組事項
(1)農業を通じた連携による持続可能なまちづくりに関すること
(2)環境保全型農業の実現に関すること
(3)資源循環型農業の実現に関すること
(4)農業を通じた連携による交流・関係人口の創出に関すること
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