JA紀の里と農林中金 宝酒造のチューハイ「寶CRAFT」で連携2024年10月9日
農林中央金庫と和歌山のJA紀の里は、宝酒造が手掛ける地域限定のクラフトチューハイで和歌山産の「紀の川はっさく」を原料に使用した新商品の開発で提携した。10月8日に「寶CRAFT」〈和歌山産 紀の川はっさく〉が発売された。
「寶CRAFT」〈和歌山産 紀の川はっさく〉
宝酒造の「寶CRAFT」は日本各地の素材を使用し、厳選した樽貯蔵熟成焼酎をあわせる「ひとてま造り」製法で仕込んだクラフトチューハイで現在までに41アイテムをラインアップしている。
今回は農林中金の取引先である同社に対して、農林中金からJA紀の里管内産のはっさくを利用することを提案、JAから原料を提供し商品開発が進められてきた。
和歌山県のはっさくの生産量は全国の約72%を占めてトップで、県内では紀の川市産が約57%となっている。
JA紀の里は「元気な農業」、「元気な地域社会」を将来ビジョンに掲げ農業生産の拡大と農業者の所得増大をめざしてきた。特産のはっさくについてはこれまでも傷が付いて市場に出荷できないものをジュースや缶詰などに加工し、生産者の所得向上に努めてきた。
3者の思いが結実した今回の商品は「紀の川はっさく」のストレート混濁果汁やペーストなどを使用しており、すっきりとした味わいと爽やかな香りが特徴だという。はっさくの出荷は1月から5月までと期間が短いが、原材料として利用されることで通年で味わうことができるようにもなる。
JA紀の里販売部直売課では「若い人に、はっさくを知ってもらい消費拡大にもつながる」と期待を寄せる。
◯商品名:「寶CRAFT」〈和歌山産 紀の川はっさく〉
◯品目:リキュール
◯アルコール分:8%
◯容量:330ml/壜
◯参考小売価格(消費税抜き):338円
◯販売地域:和歌山県を中心に販売
◯発売日:2024年10月8日
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