千葉県で高病原性鳥インフルエンザ 今シーズン国内2例目2024年10月23日
農林水産省は10月23日、千葉県香取市の家きん農場で今シーズン国内2例目となる高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認されたと発表した。
農場では採卵鶏を約3万8000羽飼養している。過去に高病原性鳥インフルエンザの発生はないという。千葉県で過去最速の発生となる。
千葉県は鶏の殺処分など防疫措置を実施するほか、農場から半径3km以内の移動制限区域と半径3kmから10km以内の搬出制限区域の設定や、県内の全養鶏場への注意喚起、発生農場周辺に消毒ポイント4か所設置などの対応を行っている。
農水省は同日、鳥インフルエンザ防疫対策本部を持ち回りで開き対応方針を決めた。疫学調査チームの派遣や、防疫措置を支援するため必要に応じて緊急支援チームの派遣などの対応をとる。
千葉県によると移動制限区域内には採卵鶏で2農場、ブロイラーで1農場のほか、ペット用で1農場があるという。飼養羽数は合計で約44万羽。
搬出制限区域内には採卵鶏農場24、ブロイラー農場5、うずら農場2などがあり、合計で約326万羽が飼養されているという。
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