鳥インフル警戒 「危機感共有し発生予防を」小里農相2024年10月25日
小里泰弘農相は10月25日の閣議後会見で23日に千葉県で2例目の発生が確認された高病原性鳥インフルエンザについて「全国どこで発生してもおかしくない状況」と話し、関係者に警戒を呼びかけた。
小里農相
今シーズン1例目は10月17日に北海道厚真町のブロイラー農場で発生、2例目は23日に千葉県香取市の採卵鶏農場で発生した。どちらも速やかに殺処分などの防疫措置が実施されすでに完了している。
ただ、発生時期は過去とくらべてもっとも早く、小里農相は「全国どこで発生してもおかしくない状況だ。改めて飼養衛生管理の徹底を。全国の養鶏業者や関係事業者と危機感を共有し、発生防止とまん延防止に取り組んでいきたい」と述べた。
千葉県の採卵鶏農場では約3万8000羽が殺処分された。卵の需給への影響については「(発生農場の飼養羽数が)国内全体に占める割合は0.03%。現段階では需給と価格に大きな影響を与える状況ではない」とし「引き続き注視していきたい」とした。
また、米の小売価格について総務省の小売物価統計では「9月のコシヒカリは5kgで3285円で前年比プラス42.2%」と話し、「引き続き関係団体とも連携し米の出荷、在庫、価格を把握し丁寧な情報発信を行っていく」と述べた。
重要な記事
最新の記事
-
飼料用米多収日本一 山口県のあぐりてらす阿知須 10a当たり863kg2025年3月3日
-
【特殊報】ナシ胴枯細菌病 県内で初めて発生を確認 島根県2025年3月3日
-
政府備蓄米売り渡し 入札 3月10日に実施 農水省2025年3月3日
-
新潟県の25年産米概算金「コシ2.3万円」 早期提示に歓迎の声 集荷競争、今年も激化か2025年3月3日
-
米の集荷数量 前年比23万t減に拡大 農水省2025年3月3日
-
米価高騰問題への視座【森島 賢・正義派の農政論】2025年3月3日
-
【次期家畜改良目標】低コスト、スマート農業重視 酪農は長命連産、肉牛は短期肥育2025年3月3日
-
【改正畜安法の現状と課題】需給対策拡大が焦点 問われる「国主導」2025年3月3日
-
あなたたちは強い〝武器〟を持っている JA全国青年大会での「青年の主張」「青年組織活動実績発表」講評 審査委員長・小松泰信さん2025年3月3日
-
JA農業経営コンサルタント 15人を認証 全中2025年3月3日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2025年3月3日
-
農業用バイオスティミュラント「エンビタ」とは 水稲育苗期にも効果 北興化学工業2025年3月3日
-
アミューズメント施設運営「ティスコ」株式を譲受 農林中金キャピタル2025年3月3日
-
「2025ローズポークおいしさまるごとキャンペーン」でプレゼント 茨城県銘柄豚振興会2025年3月3日
-
福岡ソフトバンクホークスとのオフィシャルスポンサー契約更新 デンカ2025年3月3日
-
ファーマーズ&キッズフェスタ2025 好天で多数の参加者 井関農機は農業機械体験2025年3月3日
-
【今川直人・農協の核心】産地化で役割が高まる農協の野菜取り扱い2025年3月3日
-
野菜がたっぷり食べられるカレー味「ケンミンカレー焼ビーフン」新発売2025年3月3日
-
第164回勉強会『海外市場での植物工場・施設園芸の展開』開催 植物工場研究会2025年3月3日
-
春の山梨の食材の魅力を伝えるマルシェ 5日から国分寺マルイで開催 雨風太陽2025年3月3日