愛媛で豚熱 国内94例目 四国で初2024年11月5日
農林水産省は11月1日、愛媛県で国内94例目となる豚熱の患畜が確認されたと発表した。3日午後5時に防疫措置は終了した。
農場は四国中央市で約60頭を飼養していた。
10月31日午後に死亡頭数が増加しているとの通報を受けて現地調査で材料を採取し県家畜病性鑑定所で遺伝子検査を実施したところ、陽性が確認された。その後、国の農研機構動物衛生研究部門が確定検査を行った結果、11月1日夜に豚熱の患畜と判定された。
農場では繁殖豚15頭、肥育豚45頭を飼養していた。ワクチン接種を実施しているため移動制限区域などは設定しない。
11月1日から延べ207人が防疫措置に当たり3日午後5時に終了した。
1日時点では県内すべての農場(66戸97農場)で異常は確認されていない。
今後は発酵消毒によって封じ込めをした汚染物品について、防疫措置完了から90日後にウイルスの不活化を確認する。また、県下全域での養豚場での飼養衛生管理の徹底と異常豚の早期発見、早期通報の注意喚起を実施する。
中村時広知事は「豚熱は今後もいつどこで発生するか分からない」として県下全域で監視体制を継続することなどを指示した。
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