人事2024 左バナー 
JA全農人事情報
左カラム_病害虫情報2021
新聞購読申込 230901
左カラム_コラム_正義派の農政論_pc
左カラム_コラム_米マーケット情報_pc
左カラム_コラム_地方の眼力_pc
左カラム_コラム_食料・農業問題 本質と裏側
左カラム_コラム_昔の農村・今の世の中_pc
左カラム_コラム_花づくり_pc
左カラム_コラム_グローバルとローカル_pc
左カラム_コラム_TPPから見える風景_pc
左カラム_コラム_ムラの角から_pc
SPヘッダー:石原バイオサイエンス・クロスアウトフロアブル
JA全中中央①PC
日本曹達 231012 SP

肥料費 28%増 米生産費 8年ぶりに10a13万円台 23年産米2024年11月5日

一覧へ

農林水産省が10月30日に公表した2023年産米の米生産費調査結果によると、肥料費の高騰などで10a当たりの米生産費は前年より3%上昇し13万2863円となった。10a当たりの生産費が13万円台となったのは2015年以来、8年ぶりとなる。

【野沢校正済】〈画像 稲穂〉(野沢)2023年産米の生産費-1.jpg

10a当たり生産費の7割を占める物財費は4.0%上昇した。

このうち肥料費は9810円から1万2564円と28.1%上昇した。22年産も21年産に比べて上昇したが7.9%アップだった。

農業薬剤費は+5.0%、農機具費は+2.2%、貸借料・料金は▲6.1%だった。

その結果、10a当たりの全算入生産費は+3.0%の13万2863円となった。
60kg当たりの全算入生産費は1万5948円で前年産より4.4%上昇した。10a当たり収量は499kgで▲1.4%、一経営体当たりの作付面積は▲0.4%の180.5aとなった。10a当たりの労働時間は+1.1%の21.86時間となった。収量減、労働時間増が60kg当たりの生産費増につながった。

【野沢校正済】〈画像 稲穂〉(野沢)2023年産米の生産費-2.jpg

一方、23年産米の相対取引価格の年産平均価格は60kg1万5314円で生産費はこれを上回った。作付け規模別にみると「3.0~5.0ha」層の60kg当たり生産費は1万5041円でかろうじて相対取引価格を下回るが、3.0ha未満層では生産費が価格を上回り赤字となっている。

23年産米の相対取引の年産平均価格は21年産、22年産より上昇したが、それでも全国平均では生産費のほうが価格を上回った。

なお、22年産米の60kg当たり生産費は1万5273円、一方、年産平均相対取引価格は1万3844円で1429円の赤字、21年産の60kg当たり生産費は1万4758円、一方、年産平均相対取引価格は1万2804円で1954円の赤字と、いずれも生産費が価格を上回っているのが現状だ。

一方、農水省は組織法人経営体の米生産費調査結果を同日に公表した。

それによると10a当たりの全算入生産費は前年産より2.7%上昇し9万9462円となった。肥料費が27.7%上昇したが、農機具費や労働費は下がった。
60kg当たりの生産費は前年産より▲0.8%の1万1841円となった。10a当たりの収量は+3.3%で503kg、労働時間は▲2.4%の12.46時間と個別経営体より4割短い。

作付面積は22.47haで前年産より5%増と規模拡大が進んだ。規模拡大が進めば生産費が下がることが示されているが、2ha未満の水稲作付経営体は10年で44%減少したが、2020年で依然全体の8割を占めているのが実態だ。

重要な記事

240918・シンジェンタライブラリー:右上長方形SP

最新の記事

クミアイ化学右カラムSP

みどり戦略

Z-GIS 右正方形2 SP 230630

注目のテーマ

注目のテーマ

JA共済連:SP

JA人事

JAバンク:SP

注目のタグ

topへ戻る