鳥インフルエンザ 千葉で国内29例目 殺処分対象約489万羽に2025年1月16日
農林水産省は1月15日、千葉県銚子市で今シーズン国内29例目となる高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜を確認したと発表した。1月に入って13例目で過去にない大量発生となっている。
農場の所在地は銚子市で採卵鶏42万羽が飼養されていた。
14日午前に2鶏舎で数羽が固まって死亡しているとの通報を受け、午後、千葉県が立ち入り検査したところ、簡易検査で陽性と判明した。15日に遺伝子検査の結果、疑似患畜と確認された。千葉県では3例目。42万羽が殺処分の対象となる。
これまでの14道県29事例の発生で約489万羽が殺処分の対象となっている。過去最大の発生となり1700万羽を殺処分した2022年度の1月の発生は19事例でそれに迫る発生が続いている。
江藤拓農相は1月14日、農水省の対策本部で「発生が止まらない危機的な状況だ」と述べ「国民の食卓にも影響しかねない。養鶏業界と食卓を何としても守らなければならない」とメッセージを公表した。
そのなかで消毒の徹底と、「空振りでもいいから、怪しいと思ったら通報」と早期通報、「一農家の隙は地域全体の隙になる」として地域挙げての飼養衛生管理の点検、再点検が重要だと呼びかけている。
重要な記事
最新の記事
-
飼料用米多収日本一 山口県のあぐりてらす阿知須 10a当たり863kg2025年3月3日
-
【特殊報】ナシ胴枯細菌病 県内で初めて発生を確認 島根県2025年3月3日
-
政府備蓄米売り渡し 入札 3月10日に実施 農水省2025年3月3日
-
新潟県の25年産米概算金「コシ2.3万円」 早期提示に歓迎の声 集荷競争、今年も激化か2025年3月3日
-
米の集荷数量 前年比23万t減に拡大 農水省2025年3月3日
-
米価高騰問題への視座【森島 賢・正義派の農政論】2025年3月3日
-
【次期家畜改良目標】低コスト、スマート農業重視 酪農は長命連産、肉牛は短期肥育2025年3月3日
-
【改正畜安法の現状と課題】需給対策拡大が焦点 問われる「国主導」2025年3月3日
-
あなたたちは強い〝武器〟を持っている JA全国青年大会での「青年の主張」「青年組織活動実績発表」講評 審査委員長・小松泰信さん2025年3月3日
-
JA農業経営コンサルタント 15人を認証 全中2025年3月3日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2025年3月3日
-
農業用バイオスティミュラント「エンビタ」とは 水稲育苗期にも効果 北興化学工業2025年3月3日
-
アミューズメント施設運営「ティスコ」株式を譲受 農林中金キャピタル2025年3月3日
-
「2025ローズポークおいしさまるごとキャンペーン」でプレゼント 茨城県銘柄豚振興会2025年3月3日
-
福岡ソフトバンクホークスとのオフィシャルスポンサー契約更新 デンカ2025年3月3日
-
ファーマーズ&キッズフェスタ2025 好天で多数の参加者 井関農機は農業機械体験2025年3月3日
-
【今川直人・農協の核心】産地化で役割が高まる農協の野菜取り扱い2025年3月3日
-
野菜がたっぷり食べられるカレー味「ケンミンカレー焼ビーフン」新発売2025年3月3日
-
第164回勉強会『海外市場での植物工場・施設園芸の展開』開催 植物工場研究会2025年3月3日
-
春の山梨の食材の魅力を伝えるマルシェ 5日から国分寺マルイで開催 雨風太陽2025年3月3日