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食と農といのち守れ! 菅野芳秀さんら「令和の百姓一揆」呼びかけ 3月下旬にトラクターデモ2025年1月17日

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改定「食料・農業・農村基本計画」がまとまる3月末を期して、山形県の農家・菅野芳秀さんらが「令和の百姓一揆」を呼びかけている。都心でのトラクターデモをキックオフとし、全国を回って農村集落が崩壊に瀕する現状を訴え、消費者の市民も交え議論を興すことで農政の転換をめざす。

「令和の百姓一揆」について説明する菅野芳秀さん(左から3人目)ら=1月16日、東京・日本記者クラブ

「令和の百姓一揆」について説明する菅野芳秀さん(左から3人目)ら=1月16日、東京・日本記者クラブ

「令和の百姓一揆」の主体は、農民団体、生協などで作る実行委員会。呼びかけた菅野芳秀さんらが1月16日、都内で記者懇談会を開き、本紙を含む関連メディア各社に構想を説明した。

一揆と銘打つのは「実力行使を伴うものではないが、農民を殺すな、これが米作りを守っていく最後の機会だ」という思いを込めた。農水省は、昨年改正された食料・農業・農村基本法にもとづく新たな基本計画を3月末にとりまとめるが、菅野さんらは「それとは別に、生の声を国政に届ける」と言う。

記者懇談会に同席した新潟大学の伊藤亮司助教(農学部)は、「食料安保という言葉が独り歩きしているが、水田農業は崩壊の淵に立たされている。地域集落がもたなければ水管理ができず、大規模法人も葛藤している」と指摘。新潟県の農家、堀井修さんは「百姓だって言い分がある、と伝えたい」と話した。

トラクターデモに先立ち、2月18日には院内集会を開くという。

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