農業女子の農機実習と交流を実施 第1回いばらキラキラ農業女子会 関東農政局茨城県拠点2025年2月26日
関東農政局茨城県拠点は2月25日、茨城県つくばみらい市にある井関農機の夢ある農業総合研究所で「第1回いばらキラキラ農業女子会」を開いた。県内の女性農業者の農機実習や交流会を行い、県内から21人が参加した。
勝野美江農水省大臣官房審議官
農林省による「農業女子プロジェクト」の一環で、茨城県拠点では初の開催。開会にあたり関東農政局茨城県拠点の石山悟地方参事官は「国、県の垣根を超えた連携も検討し、農業の職業選択にもつなげたい」とあいさつ。農水省大臣官房の勝野美江審議官は女子会を契機に「新しいアイデアや企画が生まれることを期待し、お手伝いしたい」と述べた。
妙義ナバファームの黛佐予取締役は農業経営の経験から「やまと凛々アグリネット(日本農業法人協会)」の活動を紹介し「全国の女性が集まりヒラメキやロールモデルがあり、(自分の農業法人に戻れば)違った形で農業に取り組める」と語った。
参加者の自己紹介の後、井関グループが女性農業者の課題解決に取り組む「ISEKI Agrinno Ladies(さなえ倶楽部)」のメンバーによる農機実習を行った。さなえ倶楽部は「夢ある"農業女子"応援プロジェクト」を進めており、アンケート調査や各種セミナー、農機の操作マニュアル作成、農業女子との協業によりトラクター「しろプチ」、ミニ耕うん機「ちょこプチ」、歩行型草刈り機「プチもあ」を開発している。
井関農機に試乗する参加者
農機実習では各種の農機に試乗したり、使い方の説明を受けた。参加者からの「操作方法は」「どんな苗に使えるか」「スピードの調節は」などの質問に、さなえ倶楽部や井関農機の社員が丁寧に説明。「初心者でも使えそう」「操作が簡単で欲しくなる」などの感想が出されていた。
グループディスカッションで交流
実習後、4つのグループに分かれてディスカッションを行った。テーマは「最近の異常気象と農作業の工夫」。各班からは猛暑やゲリラ豪雨、病害虫や雑草などに対して「常識や固定観念を変える必要がある」と「作業の時期や品種を変える」「農協や近所の農家に相談する」などの対策を進めていることが報告された。こうした声を受け、勝野審議官は女性の農作業者が「集まるだけで刺激になる。これを契機に継続した交流やプロジェクトになることを期待している」と述べて会を終えた。
茨城県内から21人の農業女子が参加
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