3月14日は「蚕糸の日」 大日本蚕糸会2025年3月14日
一般財団法人大日本蚕糸会は3月14日を「蚕糸の日」に制定し、3月を「蚕糸月間」として関連イベントをホームページで公開している。
大日本蚕糸会は昨年12月に3月14日を「蚕糸の日」に制定した。この日付は、昭憲皇太后(明治天皇の皇后)が宮中御養蚕を開始した明治4年の第1回の掃立日(はきたてび)(旧暦)に由来する。
戦後の繭生産のピークは1968年。その後、国内で和装の需要減や中国など外国産生糸との競争で繭の生産量が減少した。
2005年に約1600戸だった養蚕農家は2023年には146戸となり、繭生産量は45t(生糸換算約9t)と減少に歯止めがかからない状況だ。
大日本蚕糸会によると繭の生産費は1kg4309円だが、繭買取価格の加重平均は同2629円と厳しい。買取価格から試算した養蚕農家の労賃は時給521円だという。
農家の高齢化が進み、全体の7割が70歳以上で平均年齢は72歳。ただ、新規参入を積極的に支援をしている群馬県では、過去10年間で33経営体の新規参入があった。
また、2001年以降、主要な輸入先である中国で労賃の上昇、為替の影響から1kg3000円前後が同1万円近くへと3~4倍に上昇した。これに伴って生糸の輸入量は10分の1以下に減少している。大日本蚕糸会は「国産生糸が巻き返すチャンス」とみる。
重要な記事
最新の記事
-
【人事異動】JA全共連(4月1日付)2025年3月14日
-
【人事異動】JA全中(4月1日付)2025年3月14日
-
(426)「豆腐バー」の教訓【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年3月14日
-
実需者と結びつきある飼料用米 支援継続を 日本農業法人協会2025年3月14日
-
オホーツクの恵み 完熟カボチャからフレークとパウダー JAサロマ2025年3月14日
-
日本一の産地の玉ねぎがせんべいに 産地の想い届ける一品 JAきたみらい(北海道)2025年3月14日
-
みおしずくがクッキーに 日野菜漬はふりかけに JAグリーン近江(滋賀県)2025年3月14日
-
地域の歴史受け継ぎ名峰・富士の恵み味わう かがり火大月みそ JAクレイン(山梨県)2025年3月14日
-
【人事異動】JA全厚連(4月1日付)2025年3月14日
-
高まるバイオスティミュラント普及への期待 生産者への広報活動を強化 日本バイオスティミュラント協議会2025年3月14日
-
岩手県大船渡市大規模火災での共済金手続きを簡素化 JA共済連2025年3月14日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第107回2025年3月14日
-
3月14日は「蚕糸の日」 大日本蚕糸会2025年3月14日
-
種苗・農産物輸出の拡大に向けた植物検疫のボトルネック解消「農研植物病院」へ出資 アグリビジネス投資育成2025年3月14日
-
【役員人事】農中信託銀行(4月1日付)2025年3月14日
-
山形県発注の豚熱ワクチンなどで3社が独禁法違反 公正取引委員会2025年3月14日
-
自己株式取得状況を公表 OATアグリオ2025年3月14日
-
製品プラ資源循環事業「プラリクル」静岡県SDGsビジネスアワード2024で優秀賞 カインズ2025年3月14日
-
スーパー従業員の97%が支持 カスハラ対策で名札の名前を非表示に ベルク2025年3月14日
-
「健康経営優良法人2025~ホワイト500~」に認定 日清オイリオ2025年3月14日