人事2024 左バナー 
JA全農人事情報
左カラム_病害虫情報2021
新聞購読申込 230901
農協研究会
左カラム_コラム_正義派の農政論_pc
左カラム_コラム_米マーケット情報_pc
左カラム_コラム_地方の眼力_pc
左カラム_コラム_食料・農業問題 本質と裏側
左カラム_コラム_昔の農村・今の世の中_pc
左カラム_コラム_花づくり_pc
左カラム_コラム_グローバルとローカル_pc
左カラム_コラム_TPPから見える風景_pc
左カラム_コラム_ムラの角から_pc
ヘッダー:FMC221007SP
日本曹達 231012 PC
JA全中中央SP

高山市、国見町、奈良市の歴史的風致維持向上計画(第2期、第3期)を認定 農水省など2025年3月19日

一覧へ

農林水産省、文部科学省と国土交通省は、岐阜県高山市の歴史まちづくり計画(第3期)および福島県国見町、奈良県奈良市の歴史まちづくり計画(第2期)について、「歴史まちづくり法」に基づき、3月21日付で認定する。

重要無形民俗文化財「高山祭の屋台行事」重要無形民俗文化財「高山祭の屋台行事」

今回の認定により、歴史まちづくり計画認定98都市のうち、第2期計画を完了。第3期計画の認定を受けた都市が初めて誕生する。また、第1期計画を完了し、第2期計画の認定を受けた都市は44都市となる。

歴史まちづくり法では、全国各地にある、城や神社仏閣とその周辺の町家や武家屋敷などから成る市街地や、祭礼行事、民俗芸能、昔ながらの生業など人々の伝統的な営みや活動が一体となって、地域の個性となっている歴史的な情緒や風情を醸し出すまちを「歴史的風致」として地域固有の資産であると捉え、地域の活性化や歴史・伝統文化の保存・継承を支援している。


<歴史まちづくり計画の概要>
■岐阜県高山市
(1) 第2期計画の取組による成果
高山市では、平成30年度から令和6年度(7年間)を計画期間とする歴史的風致維持向上計画(第2期)により、以下の成果をあげた。

・歴史的建造物活用整備事業として、長らく空き家となっていた2軒の町家について、取得、改修し、地域の活動拠点として新たな活用を開始。(若者等活動事務所「村半」、飛騨高山にぎわい交流館「大政」)
・無電柱化等整備事業として、景観を阻害している電線等を地中化するとともに、景観に配慮した道路整備を行うことで良好な景観と安全な歩行空間を確保。

(2) 第3期計画の概要
高山市では、現在も江戸時代の面影を残す貴重な建造物が数多く保存され、高山祭をはじめとする伝統行事、一位一刀彫や飛騨春慶などの伝統工芸、さらには、歴史街道沿いの農山村集落においても独自の伝統文化が連綿と継承されており、周辺市街地と一体となって高山市固有の歴史的風致を形成している。

第3期計画では、歴史的建造物の保存・活用や無電柱化等による歴史的景観の再生などを実施するとともに、市域全体においても日本遺産や農山村集落の歴史文化資産を活用した事業等を実施。歴史的風致の活用による地域活性化を図る。また、居住者の減少・少子高齢化の進展を背景に、祭礼行事などの伝統文化等の担い手育成・確保に資する事業などを推進し、歴史的風致の維持向上を図る。

■福島県国見町
(1)第1期計画の取組による成果
国見町では、平成27年度から令和6年度(10年間)を計画期間とする第1期歴史まちづくり計画により、以下の成果をあげた。

・道の駅、文化財センター、歴史公園の整備を行い、各施設が周遊の拠点となり相乗的な効果によって、交流人口が大幅に増加した。
・歴史文化遺産の調査にもとづき、歴史文化基本構想の策定と文化財の新たな指定・登録が進み、文化財の保護・継承につながった。
・歴史的風致・民俗芸能の継承と案内ガイドや文化財活用事業が、住民主体・協働により展開され、歴史まちづくりが大きく進展した。

(2)第2期計画の概要
国見町には、文治5年(1189)、藤原泰衡が源頼朝の率いる鎌倉軍を迎え撃つために築いた国史跡「阿津賀志山防塁」や旧宿場町・農村集落の町並みの中で、顕彰や信仰・民俗芸能と人々の営みが残り、地域固有の歴史的風致が形成されている。

第2期計画では、引き続き阿津賀志山防塁と歴史的建造物及び周辺環境の保存・活用に向けた取組を進めるとともに、地域の民俗芸能の継承に対する支援の充実を図り、歴史的風致の維持向上を推進する。また、第1期計画の成果である住民による活動をさらに伸ばし、同町の魅力を発信するために、情報発信と人材育成・住民協働の取組を深めることで、自らの地域に誇りを感じる町民協働の歴史まちづくりを発展させる。

国史跡「阿津賀志山防塁」案内活動による顕彰が続けられる国史跡「阿津賀志山防塁」案内活動による顕彰が続けられる

■奈良県奈良市
(1)第1期計画の取組による成果
奈良市では、平成27年度から令和6年度(10年間)を計画期間とする第1期歴史まちづくり計画により、以下の成果をあげた。

・文化財の調査に取り組み、建造物の3件が市指定文化財、45件が登録有形文化財になった。また、多数の歴史的風致形成建造物等の修理・修景事業の実施により、歴史的な建造物の保存と景観づくりを推進できた。
・重点区域で、改修した町家や駅舎などを市民や観光客が訪れる施設として活かすとともに、それらを拠点としてまちづくり団体等の活動や多様な主体による各種イベントが活発に行われることで、地域の活性化につながった。

(2)第2期計画の概要
奈良市では、古代の平城京と大社寺がつくりだした空間がその後の都市の基盤となり、歴史的建造物と自然環境とが一体となった歴史的風土と、各時代の特徴を反映した多様な活動により、風格と魅力のある歴史的風致が形成されてる。

第2期計画では、引き続き、文化財調査、歴史的風致形成建造物等の修理・修景、景観保全のための景観規制誘導などに取り組む。さらに、多様な主体との連携により各種事業を展開。伝統・文化を守り活かす機運を醸成して、奈良の歴史的風致の維持向上を図るとともに、その価値や魅力を共有・発信することで活気あるまちづくりや観光振興にもつなげる。

重要無形民俗文化財「奈良豆比古神社の翁舞」重要無形民俗文化財「奈良豆比古神社の翁舞」

重要な記事

240918・シンジェンタライブラリー:右上長方形SP

最新の記事

クミアイ化学右カラムSP

みどり戦略

Z-GIS 右正方形2 SP 230630

注目のテーマ

注目のテーマ

JA共済連:SP

JA人事

JAバンク:SP

注目のタグ

topへ戻る