神奈川県横浜市の歴史的風致維持向上計画を認定 農水省など2025年3月19日
農林水産省、文部科学省と国土交通省は、「歴史まちづくり法」に基づき、神奈川県横浜市の歴史的風致維持向上計画(通称:歴史まちづくり計画)を3月21日付で認定する。
ザよこはまパレード(開港記念みなと祭国際仮装行列)
歴史まちづくり法では、全国各地にある、城や神社仏閣とその周辺の町家や武家屋敷などから成る市街地や、祭礼行事、民俗芸能、昔ながらの生業など人々の伝統的な営みや活動が一体となって、地域の個性となっている歴史的な情緒や風情を醸し出すまちを「歴史的風致」として地域固有の資産であると捉え、地域の活性化や歴史・伝統文化の保存・継承を支援している。
今回の認定により、全国の認定都市数は98市町となる。
横浜赤レンガ倉庫
<歴史まちづくり計画の概要>
■神奈川県横浜市
祇園舟神事
横浜市では、開港都市のアイデンティティを継承する歴史的建造物や開港を記念する式典・バザー、国指定重要文化財「氷川丸」など船舶から聞こえる汽笛や国指定名称「三溪園」での大茶会などを中心とした「横浜開港以来の港との営みにみる歴史的風致」、山手地区の西洋館、まちづくり活動やガーデニング、テニスや競馬など外国由来のスポーツ文化等を中心とした「外国人居留地の形成と多彩な異国文化にみる歴史的風致」、金沢地区での社寺や「祇園舟神事」や「湯立神楽」の祭礼、景勝地「金沢八景」の海と緑豊かな情緒を核とした「六浦湊を発祥とする海との暮らしにみる歴史的風致」といった、地域独自の魅力的な歴史的風致が形成されている。
山手地区の街並み
同計画では、重点区域として「関内区域」、「山手区域」、「みなとみらい21区域」及び「三溪園周辺区域」を設定する。また、(ア)歴史資産の調査と情報共有に関する事業、(イ)歴史文化とのタッチポイントづくりに関する事業、(ウ)新たな『歴史資産』の保全活用の検討に関する事業、(エ)歴史資産の保全・継承に関する事業、(オ)歴史資産の活用を通じたまちづくりの促進に関する事業を位置付け、歴史的風致の維持及び向上を図る。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(138)-改正食料・農業・農村基本法(24)-2025年4月19日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(55)【防除学習帖】第294回2025年4月19日
-
農薬の正しい使い方(28)【今さら聞けない営農情報】第294回2025年4月19日
-
若者たちのスタートアップ農園 "The Circle(ザ・サークル)"【イタリア通信】2025年4月19日
-
【特殊報】コムギ縞萎縮病 県内で数十年ぶりに確認 愛知県2025年4月18日
-
3月の米相対取引価格2万5876円 備蓄米放出で前月比609円下がる 小売価格への反映どこまで2025年4月18日
-
地方卸にも備蓄米届くよう 備蓄米販売ルール改定 農水省2025年4月18日
-
主食用МA米の拡大国産米に影響 閣議了解と整合せず 江藤農相2025年4月18日
-
米産業のイノベーション競う 石川の「ひゃくまん穀」、秋田の「サキホコレ」もPR お米未来展2025年4月18日
-
「5%の賃上げ」広がりどこまで 2025年春闘〝後半戦〟へ 農産物価格にも影響か2025年4月18日
-
(431)不安定化の波及効果【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月18日
-
JA全農えひめ 直販ショップで「えひめ100みかんいよかん混合」などの飲料や柑橘、「アスパラ」など販売2025年4月18日
-
商品の力で産地応援 「ニッポンエール」詰合せ JA全農2025年4月18日
-
JA共済アプリの新機能「かぞく共有」の提供を開始 もしもにそなえて家族に契約情報を共有できる JA共済連2025年4月18日
-
地元産小粒大豆を原料に 直営工場で風味豊かな「やさと納豆」生産 JAやさと2025年4月18日
-
冬に咲く可憐な「啓翁桜」 日本一の産地から JAやまがた2025年4月18日
-
農林中金が使⽤するメールシステムに不正アクセス 第三者によるサイバー攻撃2025年4月18日
-
農水省「地域の食品産業ビジネス創出プロジェクト事業」23日まで申請受付 船井総研2025年4月18日
-
日本初のバイオ炭カンファレンス「GLOBAL BIOCHAR EXCHANGE 2025」に協賛 兼松2025年4月18日
-
森林価値の最大化に貢献 ISFCに加盟 日本製紙2025年4月18日