農政:全国会議員に聞く「どうするのかコロナ危機」
岡本あき子 立憲民主党 衆議院議員【緊急特集 全国会議員に聞く「どうするのかコロナ危機」】2021年9月22日
岡本あき子 衆議院議員
○岡本あき子
○立憲民主党
○衆議院議員
○選挙区:比例区 東北
○出身地:宮城県
【現在の政府のコロナ対策についての評価、今後のコロナ対策についての提案】
(1)ワクチン接種の問題点と今後の課題
国からはワクチン総量確保、3回目分も確保したという情報のみがあるが、各自治体ごとにいつ、どのくらいが届くのかの情報がないために、50回100回電話してもつながらず、ネットも10分で終了した。
ワクチン接種を希望する方にとって、必要な適切な情報提供をすること、また希望する教職員や子どもをとりまく関係者への優先接種などを実施すべき。
(2)医療体制の問題点と今後の課題
コロナに罹患して、自宅で亡くなる方が8月、9月で急増した。妊婦がコロナになっても自宅療養を強いられ、出血しても医療につながれずに早産で赤ちゃんが亡くなる残酷なことが起きている。インフル特措法に基づき、医療がひっ迫している場合は、臨時の医療施設など確保をしなければならないが、放置されたことなど課題が山積している。
臨時の医療施設の確保や広域での医療従事者の調整など、罹患者が確実に医療につながれる仕組みを速やかに構築することを求めている。
(3)国民生活や経済活動の規制への補償
月次支援金も50%以上の収入減が対象であり、これが1年以上続き、固定費の支出等で赤字の限界を超えている。飲食店だけでなく、イベント関連事業者や個人事業主など、対象にすらならない業種も多数あり、事業を諦めざるをえない状況が起きている。
自粛と補償はセットでなければならない。
持続化給付金・家賃支援、定額給付金、低所得世帯への給付金など、今困窮するあらゆる事業者、生活者を支えきることが政治の役割である。
コロナの収束を見据えたうえで、地域内での経済活動から始め、段階的に広域に経済活動を広げるべきであり、中途半端な状態でのV字回復狙いのGoto事業であってはならない。
(4)検査体制の拡充について
検査を絞り込むなど、この間政府は、コロナ感染防止としては逆行した対応を行ってきたと言わざるを得ない。
積極的かつ定期的なPCR等検査で、早期発見につなげること、特に水際での検査の徹底強化が必要。
【コロナ禍で見えてきた日本の政治のあり方について思うことがありますか?】
コロナにかかっても自宅療養で医療につながれずの自己責任、自粛要請の事業者・個人のみならず、コロナ禍で影響を受けているすべての子育て世帯・個人事業主なども限界を超えている。これ以上現政権にコロナ対応を任せるわけにいかない。
医療に繋げるしくみを確保するとともに、定額給付金、持続化給付金・家賃支援金・低所得子育て世帯への給付金の再支給などで、いのちの安全と、生活の安心を提供する政治に変える。
重要な記事
最新の記事
-
【人事異動】JA全農(2025年1月1日付)2024年11月21日
-
【地域を診る】調査なくして政策なし 統計数字の落とし穴 京都橘大学教授 岡田知弘氏2024年11月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】国家戦略の欠如2024年11月21日
-
加藤一二三さんの詰め将棋連載がギネス世界記録に認定 『家の光』に65年62日掲載2024年11月21日
-
地域の活性化で「酪農危機」突破を 全農酪農経営体験発表会2024年11月21日
-
全農いわて 24年産米仮渡金(JA概算金)、追加支払い2000円 「販売環境好転、生産者に還元」2024年11月21日
-
鳥インフル ポーランドからの家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月21日
-
鳥インフル カナダからの生きた家きん、家きん肉等の輸入を一時停止 農水省2024年11月21日
-
JAあつぎとJAいちかわが連携協定 都市近郊農協同士 特産物販売や人的交流でタッグ2024年11月21日
-
どぶろくから酒、ビールへ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第317回2024年11月21日
-
JA三井ストラテジックパートナーズが営業開始 パートナー戦略を加速 JA三井リース2024年11月21日
-
【役員人事】協友アグリ(1月29日付)2024年11月21日
-
畜産から生まれる電気 発電所からリアルタイム配信 パルシステム東京2024年11月21日
-
積寒地でもスニーカーの歩きやすさ 防寒ブーツ「モントレ MB-799」発売 アキレス2024年11月21日
-
滋賀県「女性農業者学びのミニ講座」刈払機の使い方とメンテナンスを伝授 農機具王2024年11月21日
-
オーガニック日本茶を増やす「Ochanowa」有機JAS認証を取得 マイファーム2024年11月21日
-
11月29日「いい肉を当てよう 近江牛ガチャ」初開催 ここ滋賀2024年11月21日
-
「紅まどんな」解禁 愛媛県産かんきつ3品種「紅コレクション」各地でコラボ開始2024年11月21日
-
ベトナム南部における販売協力 トーモク2024年11月21日
-
有機EL発光材料の量産体制構築へ Kyuluxと資本業務提携契約を締結 日本曹達2024年11月21日