農政:今こそ 食料自給「国消 国産」 いかそう 人と大地
【食と農への思い 校長先生100人に聞きました】愛媛県 松山市立潮見小学校2022年10月25日
【食と農への思いと農業者へのメッセージ】
松山市立潮見小学校 大久保秀司校長
<Q>学校では農業と地域の農産物の大切さをどう教えていますか? その特徴や狙いなどもお願いします。
・第5学年は、校区の農家の方にお世話になり、米作り体験定規を使った手植えによる田植え、鎌を使った稲刈り、そして機械化された作業の見学を行っている。収穫した米を使っておむすびを作って食する活動も行っている。主食である米作り農家の方と関わることで、農業への理解と感謝の気持ちを育んでいる。
・本校は食育の指定校でもあり、市内の農家の作物が給食に使われていることを農家とのオンライン学習で学び、地産地消について理解を深めている。
・宮内イヨカン発祥の地であり、JA等の協力により第3学年が見学等により地場産業への理解と誇りを育んでいる。
<Q>これからの日本の農業についてご意見があればお聞かせください。
・第5学年は社会科を通じて、農作物の自給率について学んだ。外国産が大量に安価で提供される中でも、児童アンケートでは国産への信頼感が高い。総合的な学習等を通じてSDGs・地産地消について理解を深め、日本の食を支える農業の大切さやものづくりの魅力を子どもたちに伝えたい。しかし、教職員の情報収集だけでは学習の広がりや深まりがない。魅力的な農業、最先端の技術を駆使した農業などに取り組む身近な方を紹介していただき出前講座や見学、校内でもできるものづくりキットの提供や指導の機会があるとありがたい。
<Q>現場の農業者へのメッセージをお願いします。
ICTの発達により子どもたちの興味関心は、ゲームなどへ偏っている。地域からも田畑が減り、保護者が農業従事者である家庭も減っている。しかし、学校で行う田植え等の体験学習の様子を見ると子どもたちの歓声や笑顔、興味をもって生き生きと取り組む姿がある。本校が交流させて頂いた野菜農家さんの姿に子どもたちは共感していた。小学生の頃から多様な職業についている人と交流し、様々な価値観に触れることは重要であり、子どもの視野も広がる。職業選択の幅も広がる。これからも農業の魅力を発信していただきたい。
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