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新たな水稲用除草剤「ノックアウト楽粒」の効果・作業性は? 購入した生産者に聞く2024年7月29日

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北興化学工業株式会社が製造・販売している水稲用除草剤「ノックアウト楽粒」の省力性や拡散性、除草効果について、ノックアウト楽粒を購入して使用した新潟県新潟市の「有限会社グラナリー高畑」の岡島透代表取締役に話を聞いた。

有限会社グラナリー高畑のみなさん(右から2人目:岡島代表取締役)有限会社グラナリー高畑のみなさん(右から2人目:岡島代表取締役)

「有限会社グラナリー高畑」は、水稲68ha(コシヒカリ26ha、つきあかり16ha、にじのきらめき8ha、新之助18ha)、大豆30haを栽培する大規模生産組織。

有限会社グラナリー高畑は設立して20年目、従業員6名、構成員13名で、管理している水田区画のほとんどが1ha規模である。

ノックアウト楽粒の購入のきっかけは、昨年新潟県で実施した農薬実証ほだった。90aの大規模かつ変形田での試験であったが、ほ場に入らずに風上側の2辺の畦畔からL字処理でノックアウト楽粒を散布したところ、とても省力的に散布を行うことができ雑草の発生もなかった。昨年実証試験を担当し、実際に散布を行った小林玲央取締役が「とても楽でよかった」と話すと、楽ができるなら使ってみようということでノックアウト楽粒12ha分の購入に至った。

ノックアウト楽粒には色々な散布方法があることから本年は北興化学工業(株)が立会いのもと、1ha圃場で水口施用を実施した。雨の中での散布となったが、ノックアウト楽粒の水口施用では雨は特に問題とならなかった。作業も2ヶ所の水口に1ha分の薬剤を分けて投入するだけで、非常に簡便で散布作業時間も2分程度だった。

散布立会いの様子(左:ノックアウト楽粒の粒の確認、右:水口施用の処理)散布立会いの様子(左:ノックアウト楽粒の粒の確認、右:水口施用の処理)

ノックアウト楽粒の実体験やこれからの農業について岡島代表取締役に話を聞いた。

――ノックアウト楽粒を使用してみてどうでしたか?

ほ場の大部分で水口施用を実施し、本当に楽だった。畦畔からの散布を行った構成員もいたが水田に入らずに省力的に散布ができた。例年、7月頃までに取りこぼし雑草による中後期除草剤の相談が従業員・構成員からあるが、今年はそういった相談がない。「とてもよく効いた」という声もあり直播栽培のほ場でも使用し、高い効果を示している。また、藻類の発生が非常に多い年ではあったが、藻類に対する効果も確認できた。

新たな水稲用除草剤「ノックアウト楽粒」の効果・作業性は? 購入した生産者に聞く

――除草剤を選ぶポイントは?

楽粒のような「高い拡散性」と「ノビエやホタルイだけでなく様々な雑草に効く」ことに着目している。構成員の年齢が上がってきており、体力的なことも考える必要があるため、省力性が求められる。そのため高い拡散性が必須となる。また、ほ場によってクセがあり、発生する雑草も異なることから、どのほ場にも対応できるように様々な草種に効く除草剤がよい。

――ノックアウト楽粒は合格点ですか?

合格点!風上からの畦畔散布や水口施用は本当に楽だった。今年は実施しなかったがドローンで散布可能なところも良いと思う。もっと売れて単価が下がればなお良い!(笑)

――これからの農業と省力性についてどう考えていますか?

農業は60~70代の高齢の従事者が多い。ほ場の大規模化が必要だと言われ、今後の基盤整備により、ほ場も大きなものになる。ほ場が大きくなると作業効率はあがるが、管理をするのは高齢の従業員や構成員。そのため、水田に入らずに作業を行うなど、できる限り作業の省力化を行う必要がある。農薬に限らず様々な資材がそうなるべき。

――今後、楽粒に期待することは?

除草剤の種類が増えるとよい。楽粒の中後期除草剤などがあると作業がとても楽になる。

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