小野田工場に除草剤アルテアの原体製造設備完成2013年4月1日
日産化学工業は３月28日、新規水稲用除草剤メタゾスルフロン（愛称：アルテア）原体の製造設備などについて発表した。
アルテアは同社独自開発の除草剤で、ノビエなどの一年生雑草から多年生雑草まで、幅広く優れた除草効果がある。特にホタルイなどの多年生雑草については、翌年の発生原因となる塊茎の形成を抑える効果もあるため、予防にも役立つとして評価が高い。
日本にさきがけて韓国で2012年に上市し、国内では３月中旬に４種類の混合剤を上市した。
アルテアの原体製造設備は、昨年10月に小野田工場（山口県山陽小野田市）に完成しているが、５月には埼玉工場（埼玉県児玉郡上里町）に粉砕設備が完工する予定となっている。
同社は「アルテア混合剤の販売に注力し、農業化学品事業のさらなる拡大をめざす」としている。
（関連記事）
・新規除草剤メタゾスルフロンを上市 日産化学(2013.03.19)
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