日本農薬半期決算、売上高14.2%増280億円2013年5月30日
日本農薬(株)は都内で平成25年9月期第2四半期(平成24年10月1日?25年3月31日)の決算説明会を開催した。同期の連結売上高は前年同期比14.2%増の280億2800万円だった。
国内農薬販売では、園芸用殺虫剤「フェニックス」、水稲用殺菌剤「ブイゲット」、園芸用殺虫剤「コルト」など主力自社開発剤の普及拡大に努めた。また新製品5剤の販売を開始し、品目ポートフォリオの拡充を図った。農薬原体販売では、園芸用殺虫剤「コテツ」などの主力剤の当用期に向けた販社への荷動きが活発となり、全体の売上高は前年同期を上回った。
海外農薬販売では、欧州・米州での販売が好調だった。温暖な気候が続いた米州では害虫の発生が多く、殺ダニ剤「ダニトロン」や園芸用殺虫剤「アプロード」の売上げが伸びた。
これらの結果、売上高は280億2800万円。利益面では増収効果やノウハウ技術料の増加もあり、営業利益は60億9300万円(前年同期比26億7200万円増、78.1%増)、経常利益は58億8300万円(同25億2900万円増、同75.4%増)、四半期純利益は39億1200万円(同19億2600万円増、同97.0%増)となった。
同社では、今期を初年度とする新中期経営計画「Shift for Growing Global2015 成長へのシフト」を推進中であり、業績への影響要因を総合的に勘案し、逐次見直しを図っていく考えだ。
平成25年9月期通期では、売上高450億円、営業利益56億円、経常利益54億円、当期純利益35億円、増収増益の業績を予想している。
(写真)
会見で半期決算について説明する神山社長
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