報農会第28回功労者表彰、受賞者決定2013年6月14日
公益財団法人報農会(理事長:上路雅子)は、毎年、植物防疫の発展に寄与した研究者を表彰している。6月11日には第28回功労者表彰の受賞者を発表した。
今回の受賞者は3人。
東勝千代さん(和歌山県農業試験場、和歌山県植物防疫協会)は、水稲害虫と水田に生息する衛生害虫の同時防除法やイネ縞葉枯病の防除法を確立したほか、新開発農薬の効果試験とマイナー作物への適用拡大などに貢献した。
多久田達雄さん(島根県農業試験場、島根県農業改良センター)は、島根県で発生したブドウペスタロチア蔓枯病やカキ円星落葉病の防除法を確立したほか、特産農作物の振興、栽培技術の指導と自立農家の育成に貢献した。
吉田桂輔さん(福岡県農業試験場、福岡県農林部農業技術課)はいもち病、紋枯病、白葉枯病などイネの病害の発生生態と防除法を確立したほか、農薬安全使用対策の指導を行ってきた功績が評価された。
表彰式は、9月26日に東京・王子の「北とぴあ」つつじホールで行われる第28回報農会シンポジウムにあわせておこなわれる。
(関連記事)
・水稲除草剤、後期剤のニーズ高まる 報農会シンポジウム(2012.09.27)
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