2020年までの農業関連売上目標を上方修正 BASF2013年10月18日
BASF(本社、ドイツ・ルートヴィッヒスハーフェン)は10月2日、農業関連製品部門の2020年までの売り上げ目標を従来の60億ユーロから80億ユーロへ上方修正した。
同部門の2012年の売り上げは47億ユーロだったが、13年から17年までに18億ユーロの設備投資を行い農薬の製造・製剤能力を増強するほか、新たな製品分野を設置し、売り上げの増大を図っていく。
具体的には、製造工場への年間投資額を従来の1億5000万ユーロから3億ユーロに拡大し、殺菌剤F500、Xemiumのドイツでの製造能力、除草剤ジカンバ、Kixorの米国での製造能力を拡大するほか、アジアに重点をおいて製造工場の新設や拡張をすすめていく予定。
新たな事業としては、従来の農薬の枠を超えた技術提供を行うファンクショナル・クロップ・ケア(機能性製品)分野のユニットを設置する。これは、生物農薬などを含む種子処理技術、土壌水分や養分管理といった土壌管理の改善技術、などを利用した製品を開発し、作物の品質・生産性の向上を実現する製品開発をすすめる部門だ。
このほか、生物多様性農場ネットワークの取り組みなど、生産者ニーズにあわせたアドバイス、サービス事業の強化も図る。
同部門プレジデントのマーカス・ヘルト氏は今後の展望について、「農薬という枠組みにとらわれずポートフォリオの拡大に務め、農業生産者が農場経営をより効率的にできるような総合的な技術を提供していく」とコメントしている。
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