水稲用除草剤の販売回復めざす 北興化学2014年1月17日
北興化学工業は1月14日、平成25年11月期の決算短信を発表した。水稲除草剤の販売不振などを要因に減収となった。
同期の売上高は、前年度に比べて10億8600万円(2.7%)減の387億9500万円、営業利益は同1億7900万円(25.3%)減の5億2800万円、経常利益は同9700万円(13.7%)増の8億100万円、当期純利益は同3億4500万円(243.5%)増の4億8700万円となった。
農薬事業は、園芸剤が伸びたが、水稲用除草剤が販売不振だったため、売上高は前年度に比べて6億6000万円(2.3%)減の277億8300万円だった。一方、営業利益は製造コスト削減などが奏功し同2億200万円(41.1%)増の6億9300万円だった。
ファインケミカル事業は、樹脂添加剤で前年を上回ったが、電子材料原料などが低迷し、減収減益だった。
次期は、水稲用除草剤の販売回復、育苗箱処理剤の拡販、25年8月に農薬登録を取得した新規水稲用除草剤「ウィナー剤」の27年度からの販売開始に向けた広告宣伝などに注力し、売上高409億円、営業利益10億円、経常利益10億円、純利益6億円と増収増益を見込んでいる。
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