新たな園芸用殺菌剤「ピクシオ」発売 住友化学2014年1月20日
住友化学は新規園芸用殺菌剤「ピクシオDF」を1月20日に発売した。
「ピクシオDF」の有効成分は同社が独自開発したフェンピラザミンだ。灰色かび病、菌核病などの病原菌に高い抗菌活性を示すほか、浸透性に優れているため、農作物内部に侵入した病原菌に対しても速やかに効果を発揮するのが特徴だ。また、従来の殺菌剤に耐性をもった菌にも高い効果を発揮する。
すでに、2012年にイタリア、13年に韓国、チリで発売しており、日本国内では初の製品化。
適用はトマト、ミニトマト、キュウリ、ナスの灰色かび病と菌核病、イチゴ、ブドウ、柑橘の灰色かび病だが、現在、スイカ、メロンの菌核病への登録を申請中だ。「灰色かび病に対するローテーション防除の主要薬剤として活用できる」(アグロ事業部)と、普及拡大に期待を寄せる。
販売は系統が協友アグリ、サンケイ化学、商系が住友化学から。包装は100g、250gの2種類(写真は250g)。
剤についての問い合わせは住友化学アグロ事業部普及部お客様相談室(TEL:0570-058-669)まで。
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