ロシアで浅耕農法推進 ダウ2014年2月12日
環境負荷減らす新たな技術
ダウ・ケミカル(本社、米国・ミシガン州)はロシアで、温室効果ガスの排出量を減らした持続可能な農業を促進するため、浅耕農法などの新たな技術の普及活動を開始した。
ダウ・アグロサイエンスは「Nexere(ネクセラ)」のブランドで、飽和脂肪の少ない交配ナタネ品種を開発し、普及に取り組んでいる。
この品種の生産面での特長は、浅耕栽培に最適だという点だ。土を深く耕やすための重機の使用が減るため、燃料や温室効果ガスの排出量を減らすことができる。また、浅耕によって炭素系物質を土壌中に留めることができるので保水性を高め灌漑の必要性を減らしたり、作物の病害虫への抵抗性を高め農薬の使用量を減らすなどの効果もある。
同社は、ロシアの農業経営大手ADVAGと契約し、同国内5農場でこの品種の生産を拡大するほか、浅耕農法習得のための農家向け研修などを行う。
5農場合計の温室効果ガス排出量削減量は10年間で10万tを見込んでいる。
同社はソチ冬季五輪の公式カーボン・パートナーとして、五輪開催によって発生する温室効果ガス排出量の低減にも取り組んでいる。
(関連記事)
・新規殺虫剤が好調 ダウが2013年通期業績(2014.02.07)
・売上高137億ドル ダウ・ケミカル第3四半期(2013.10.29)
・2020東京五輪を祝福 ダウ(2013.09.24)
・アジア太平洋地域の社長交代 ダウ(2013.08.19)
・農業科学部門の売上高、過去最高 ダウ(2013.07.31)
重要な記事
最新の記事
-
【JA人事】JAサロマ(北海道)櫛部文治組合長を再任(4月18日)2025年4月25日
-
静岡県菊川市でビオトープ「クミカ レフュジア菊川」の落成式開く 里山再生で希少動植物の"待避地"へ クミアイ化学工業2025年4月25日
-
25年産コシヒカリ 概算金で最低保証「2.2万円」 JA福井県2025年4月25日
-
(432)認証制度のとらえ方【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月25日
-
【'25新組合長に聞く】JA新ひたち野(茨城) 矢口博之氏(4/19就任) 「小美玉の恵み」ブランドに2025年4月25日
-
長野県産食材にこだわった焼肉店「和牛焼肉信州そだち」新規オープン JA全農2025年4月25日
-
【JA人事】JA中札内村(北海道)島次良己組合長を再任(4月10日)2025年4月25日
-
【JA人事】JA摩周湖(北海道)川口覚組合長を再任(4月24日)2025年4月25日
-
第41回「JA共済マルシェ」を開催 全国各地の旬の農産物・加工品が大集合、「農福連携」応援も JA共済連2025年4月25日
-
【JA人事】JAようてい(北海道)金子辰四郎組合長を新任(4月11日)2025年4月25日
-
宇城市の子どもたちへ地元農産物を贈呈 JA熊本うき園芸部会が学校給食に提供2025年4月25日
-
静岡の茶産業拡大へ 抹茶栽培農地における営農型太陽光発電所を共同開発 JA三井リース2025年4月25日
-
静岡・三島で町ぐるみの「きのこマルシェ」長谷川きのこ園で開催 JAふじ伊豆2025年4月25日
-
システム障害が暫定復旧 農林中金2025年4月25日
-
神奈川県のスタートアップAgnaviへ出資 AgVenture Lab2025年4月25日
-
「幻の卵屋さん」多賀城・高知の蔦屋書店に出店 日本たまごかけごはん研究所2025年4月25日
-
毎日新しいおトクが見つかる「Kuradashi公式アプリ」10万ダウンロードを突破 クラダシ2025年4月25日
-
夏を先取りジュース「そのまんまスイカ」果汁工房果琳などで25日から販売2025年4月25日
-
10事業所の使用電力 2025年までに実質再生可能エネルギー100%に切り替え キユーピー2025年4月25日
-
「ポリビニルアルコール」価格改定 5月16日納入分から値上げ デンカ2025年4月25日