ジャンボタニシ駆除剤「スクミンベイト3」2014年5月19日
天然成分由来で、有機栽培にも使える
新規スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)駆除剤「スクミンベイト3」が平成25年12月18日付けで農林水産省の農薬登録認可となり、このたび販売を開始した。
「スクミンベイト3」の有効成分である燐酸第二鉄は天然にも存在する成分なので、高い食害防止効果・殺貝効果とともに、使用時期、使用回数の制限がないのが特長だ。
有機JAS規格別表等適合資材であり、特別栽培米などでも使用回数が制限されない農薬だ。生産農家にとっても、使やすい、環境に優しい待望の新剤だ。
適用病害虫はスクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)。発生時に10aあたり2?4kg湛水散布する。燐酸第二鉄は、薬剤を摂食したスクミリンゴガイの消化器官から細胞内に取り込まれ病理的変化を引き起こす。体内に過剰に取り込まれた遊離鉄は、活性酸素発生の要因となり内蔵機能を破壊、スクミリンゴガイを死に至らせる。
販売会社は、三井化学アグロ(株)、OATアグリオ(株)で、ナガセサンバイオ(株)が「スクミンベイト3」普及会の事務局を担当する。販売開始は2014年5月27日を予定している。
本剤に関する問い合わせは、「スクミンベイト3」普及会の事務局(ナガセサンバイオ内、TEL:03-3665-3361)まで。
(関連記事)
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・【農薬登録情報】4剤が登録取得(2月12日付)(2014.02.20)
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