ブラジルの農薬メーカーへ出資 日本農薬2014年8月18日
日本農薬は8月8日、ブラジルの農薬製造販社Sipcam Agro S.A.(シプカムアグロ社)の発行済み株式50%を取得し、資本業務提携することを決めた。
シプカムアグロ社は、イタリアの大手農薬製造会社Sipcam S.p.A.(シプカム社)の現地子会社。日本農薬は、これまでも世界各国でシプカム社の子会社に出資するなど業務提携を進めてきた。
今回の提携は、シプカム社がシプカムアグロ社の株式50%を譲渡するとの意思表示があり、ブラジルの農薬市場で直販体制を構築したい日本農薬が、それに応じたもの。
株式の取得は9月上旬の予定で、諸手続きを完了次第、社名をSipcam Nichino Brasil S.A.(シプカムニチノーブラジル社)に変更する。日本農薬は取締役、執行役員を派遣し、共同経営を行う予定だ。
日本農薬は、M&Aや品目買収といった事業拡大を進めており、そうした観点からも「今回の出資の意義は大きい」とコメントしている。
シプカムアグロ社は、1979年設立。本社はブラジル・ミナスジェライス州ウベラバ市。資本金は1億4500万ブラジルレアル(約61億円※)で、売上高は3億2500万ブラジルレアル(約137億円、2013年12月期決算)。
※1ブラジルレアル42円で換算。
(関連記事)
・ジャンプ・葛西選手を起用 ランネート普及会(2014.06.04)
・【半期決算】殺菌剤ブイゲットが伸長 日本農薬(2014.05.23)
・かけこみ需要で売上増 日本農薬(2014.04.23)
・農薬販売好調で大幅な増収増益 日本農薬(2014.02.18)
・シロアリ防除剤製造販社を買収 日本農薬(2014.01.08)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(130)-改正食料・農業・農村基本法(16)-2025年2月22日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(47)【防除学習帖】第286回2025年2月22日
-
農薬の正しい使い方(20)【今さら聞けない営農情報】第286回2025年2月22日
-
全76レシピ『JA全農さんと考えた 地味弁』宝島社から25日発売2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2025年2月21日
-
農林中金 新理事長に北林氏 4月1日新体制2025年2月21日
-
大分いちご果実品評会・即売会開催 大分県いちご販売強化対策協議会2025年2月21日
-
大分県内の大型量販店で「甘太くんロードショー」開催 JAおおいた2025年2月21日
-
JAいわて平泉産「いちごフェア」を開催 みのるダイニング2025年2月21日
-
JA新いわて産「寒じめほうれんそう」予約受付中 JAタウン「いわて純情セレクト」2025年2月21日
-
「あきたフレッシュ大使」募集中! あきた園芸戦略対策協議会2025年2月21日
-
「eat AKITA プロジェクト」キックオフイベントを開催 JA全農あきた2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付、6月26日付)2025年2月21日
-
農業の構造改革に貢献できる組織に 江藤農相が農中に期待2025年2月21日
-
米の過去最高値 目詰まりの証左 米自体は間違いなくある 江藤農相2025年2月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】有明海漁業の危機~既存漁家の排除ありき2025年2月21日
-
村・町に続く中小都市そして大都市の過疎(?)化【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第329回2025年2月21日
-
(423)訪日外国人の行動とコメ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年2月21日
-
【次期酪肉近論議】畜産部会、飼料自給へ 課題噴出戸数減で経営安定対策も不十分2025年2月21日
-
「消えた米21万トン」どこに フリマへの出品も物議 備蓄米放出で米価は2025年2月21日