新規除草剤「フェノキサスルホン」が農薬登録2014年10月6日
クミアイ化学工業、イハラケミカル工業が共同開発した新規除草剤有効成分「フェノキサスルホン」を含む除草剤が10月3日付けで農薬登録を取得した。
フェノキサスルホンは、イソキサゾリン系骨格の新規除草剤。ノビエを主対象にし、一年生効用雑草や一部の多年生雑草にも有効で、環境や水変動による影響を受けにくく、残効性に優れているのが特長だ。
クミアイ化学は、これを有効成分とする水稲用初中期一発除草剤14剤の農薬登録を同日付で取得した。登録を取得したのは、単剤の「ヒエカット1キロ粒剤」のほか、両社が共同開発したピリミスルファンとの2成分混合剤「ガンガン」(豆粒250、ジャンボ、1キロ粒剤)、ピリミスルファン、ベンゾビシクロンとの3成分混合剤「ベンケイ1キロ粒剤」、ピリミスルファン、ピラクロニルとの3成分混合剤「ヤブサメ豆つぶ250」のほか、ブロモブチド、ベンスルフロンメチルとの3成分混合剤「クミスター」(豆つぶ250、ジャンボ、フロアブル)だ。
いずれも平成27、28年度からの販売を予定している。
このほか、三井化学アグロが「クミスター」と同じ配合の3成分混合剤「アルファープロ」、日本農薬がベンスルフロンメチル、ベンゾビシクロンとの3成分混合剤「オオワザ」を、それぞれ同日付で登録取得した。
クミアイ化学では、「フェノキサスルホンは国内水稲分野で広く普及されることが期待される」とコメントしている。
(関連記事)
・【農薬登録】新たに42剤が登録(10月3日付)(2014.10.06)
・新規芝用除草剤「ソリスト」 今秋に発売(2014.07.14)
・クミアイ化学 学生懸賞論文を募集(2014.06.13)
・【半期決算】園芸用農薬伸びる クミアイ化学(2014.06.13)
・新殺菌成分の水稲用箱処理剤「エバーゴル」(2014.05.30)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(139)-改正食料・農業・農村基本法(25)-2025年4月26日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(56)【防除学習帖】第295回2025年4月26日
-
農薬の正しい使い方(29)【今さら聞けない営農情報】第295回2025年4月26日
-
1人当たり精米消費、3月は微減 家庭内消費堅調も「中食」減少 米穀機構2025年4月25日
-
【JA人事】JAサロマ(北海道)櫛部文治組合長を再任(4月18日)2025年4月25日
-
静岡県菊川市でビオトープ「クミカ レフュジア菊川」の落成式開く 里山再生で希少動植物の"待避地"へ クミアイ化学工業2025年4月25日
-
25年産コシヒカリ 概算金で最低保証「2.2万円」 JA福井県2025年4月25日
-
(432)認証制度のとらえ方【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月25日
-
【'25新組合長に聞く】JA新ひたち野(茨城) 矢口博之氏(4/19就任) 「小美玉の恵み」ブランドに2025年4月25日
-
水稲栽培で鶏ふん堆肥を有効活用 4年前を迎えた広島大学との共同研究 JA全農ひろしま2025年4月25日
-
長野県産食材にこだわった焼肉店「和牛焼肉信州そだち」新規オープン JA全農2025年4月25日
-
【JA人事】JA中札内村(北海道)島次良己組合長を再任(4月10日)2025年4月25日
-
【JA人事】JA摩周湖(北海道)川口覚組合長を再任(4月24日)2025年4月25日
-
第41回「JA共済マルシェ」を開催 全国各地の旬の農産物・加工品が大集合、「農福連携」応援も JA共済連2025年4月25日
-
【JA人事】JAようてい(北海道)金子辰四郎組合長を新任(4月11日)2025年4月25日
-
宇城市の子どもたちへ地元農産物を贈呈 JA熊本うき園芸部会が学校給食に提供2025年4月25日
-
静岡の茶産業拡大へ 抹茶栽培農地における営農型太陽光発電所を共同開発 JA三井リース2025年4月25日
-
静岡・三島で町ぐるみの「きのこマルシェ」長谷川きのこ園で開催 JAふじ伊豆2025年4月25日
-
システム障害が暫定復旧 農林中金2025年4月25日
-
神奈川県のスタートアップAgnaviへ出資 AgVenture Lab2025年4月25日