人事2024 左バナー 
JA全農人事情報
左カラム_病害虫情報2021
新聞購読申込 230901
左カラム_コラム_正義派の農政論_pc
左カラム_コラム_米マーケット情報_pc
左カラム_コラム_地方の眼力_pc
左カラム_コラム_食料・農業問題 本質と裏側
左カラム_コラム_昔の農村・今の世の中_pc
左カラム_コラム_花づくり_pc
左カラム_コラム_グローバルとローカル_pc
左カラム_コラム_TPPから見える風景_pc
左カラム_コラム_ムラの角から_pc
241029 グレインSP SP
JA全中中央①PC
JA全中中央SP

殺虫剤「サイアジピル」上市 デュポン2014年11月6日

一覧へ

 デュポンは11月4日東京都内で、幅広い殺虫スペクトラムがある殺虫剤「サイアジピル」の記者発表会と上市記念パーティを開催した。

◆4年後売上100億円

後藤事業部長 「サイアジピル」は、平成26年10月3日付けで農薬登録を取得した。同剤は、咀嚼性害虫、吸汁性害虫にも効果がある世界初のジアミド系殺虫剤だ。チョウ目、ハエ目、カメムシ目、アザミウマ目などの広範囲な害虫に卓効を示す。登録作物も、葉菜類、果菜類、果樹、カンキツ類、水稲と幅広い。
 発表会の冒頭、後藤周司事業部長は「サイアジピル」について「この剤は我々が待ち望んでいた素晴らしい剤だ。日本では3?4年後には100億円の売上を、とくに野菜の散布市場では作付け面積比で10%のマーケットシェアを予定している」と事業規模を概説した。
 続けて「この剤を多くの農家の皆さんに使って頂いて、より素晴らしい農作物を生産してもらい、より素晴らしい農業を維持することで、日本の農業に貢献できることを祈念している」と新剤についての抱負を述べ、あいさつを締めくくった。

(写真)
後藤事業部長

 

◆日本向け開発の粒剤も

乾杯の音頭をとるクミアイ化学の永山常務 開発の経緯は、2000年に米国デュポン社でリード化合物を合成、06年に「サイアジピル」を合成・選抜、08年から日本植物防疫協会を通じ4製剤の委托試験を開始、同年6月に欧州シンジェンタ社との共同開発を発表、09年から作物残留・土壌残留試験を開始、12年に農薬登録申請、14年10月3日にデュポン製品5剤の農薬登録を取得した。
 5剤の製品名、用途、共同開発・販売メーカーは次ぎの通り(カッコ内は共同開発・販売メーカー)。
▽野菜用灌注専用剤「ベリマーク」(OATアグリオ、クミアイ化学、日本曹達)
▽野菜用粒剤「プリロッソ粒剤」(日産化学、丸和バイオケミカル)
▽果樹・茶用散布剤「エクシレル」(OATアグリオ、クミアイ化学、日産化学)
▽野菜・だいず用散布剤「ベネビア」(アグロ カネショウ、クミアイ化学、三井化学アグロ)
▽水稲育苗箱施用剤「パディート箱粒剤」(クミアイ化学)
 「ベリマーク」、「ベネビア」、「エクシレル」は名称、意匠とも世界共通だが、粒剤を好んで使うのは日本だけであり、「プリロッソ」、「パディート」は日本独自の剤となる。
 「サイアジピル」の主な特長は、
▽幅広い殺虫スペクトラムがあり広範囲な害虫に卓効を示す。
▽速やかな摂食活動阻害による作物保護。
▽根からの吸収移行性と浸透性で灌注剤、粒剤としての活用が可能。散布場面での効果安定に貢献。
▽天敵、有用昆虫、周辺環境に対する高い安全性があり、IPMプログラムへの適応性が高い。
▽適用作物に対する高い安全性があり、これまでの委托試験で薬害の事例が無い
など。
 上場記念パーティーでは、恒例の鏡開きに続き、クミアイ化学の永山孝三常務による乾杯の音頭で、関係者一同、期待の新剤の門出を祝った。

(写真)
乾杯の音頭をとるクミアイ化学の永山常務

agur1411060304.jpg

 


(関連記事)

【農薬登録】新たに42剤が登録(10月3日付) (14.10.06)

【人事速報】デュポン 役員人事を決定(2014.08.29)

天羽稔氏、名誉会長に就任 デュポン(2014.08.01)

ジャンプ・葛西選手を起用 ランネート普及会(2014.06.04)

種子事業のびる デュポン、2013年業績発表(2014.02.12)

重要な記事

240918・シンジェンタライブラリー:右上長方形SP

最新の記事

クミアイ化学右カラムSP

みどり戦略

Z-GIS 右正方形2 SP 230630

注目のテーマ

注目のテーマ

JA共済連:SP

JA人事

JAバンク:SP

注目のタグ

topへ戻る