東南アジアで感染症予防 住友化学が新殺虫剤2014年12月24日
住友化学は、デング熱などの感染症対策として業務用殺虫剤「スミプロ」を新開発。シンガポールを皮切りに、東南アジアで販売する。
「スミプロ」の有効成分はピレスロイド系のゴキラートS、スミワンなど。公衆衛生向け殺虫剤としては初めてスミワンを配合した剤で、両剤の複合効果で即効性を発揮し、抵抗性が発達した蚊にも高い効果が期待できる。また、独自の製剤技術で、水性殺虫剤の短所であった散布液滴の蒸発を最小限に抑え、高温で乾燥した地域でも高い殺虫効果を発揮する。
同社はこれまでもマラリア対策用蚊帳「オリセット」、幼虫駆除剤「スミラブ」などを開発し、世界的な感染症予防に貢献してきた。今後は、今回新開発の「スミプロ」や、現在開発中の新剤をラインナップに加え、「より一層効果的な感染症対策に取り組んでいく」としている。
(関連記事)
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