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農薬新製品の販売好調 北興化学が増収増益2015年1月16日

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 北興化学工業は1月14日、平成26年11月期の決算を発表した。農薬の新製品販売が好調だったこともあり売上高が大幅に増加。利益面も大きく増益となった。

 売上高は前期比36億2100万円(9.3%)増の424億1600万円、営業利益は同14億5600万円(275.5%)増の19億8400万円、経常利益は同9億8900万円(123.4%)増の17億9000万円、当期純利益は同5億1000万円(104.7%)増の9億9700万円となった。
 売上高の約7割を占める農薬事業では、水稲用除草剤、水稲用育苗箱処理剤の各分野で新製品を販売したことで出荷量が増えた。さらに製造コストの削減も奏功し、増収増益となった。農薬事業の売上高は同10億5300万円(3.8%)増の288億3600万円、営業利益は同5億9700万円(277.6%)増の8億1200万円だった。
 また、ファインケミカル事業でも、樹脂添加剤、医農薬中間体、電子材料原料などの受注が好調で、増収増益となった。
 次期の事業としては、新製品の水稲用除草剤「ウィナー」、「カチボシ」やそのほかの共同開発品の販売に注力し採算性の向上をめざす。業績の見通しでは、売上高425億円、営業利益19億円、経常利益19億円、純利益11億円で、ほぼ今期並みと予測している。


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