売上高は4.8%減の155億6700万円 クミアイ化学2015年3月6日
平成27年10月期第1四半期決算発表
クミアイ化学工業(株)は3月5日、平成27年10月期第1四半期(平成26年11月1日?平成27年1月31日)の連結業績を発表した。売上高は、前年同期比7億8100万円(4.8%)減の155億6700万円だった。
日本経済は、一部の指標に回復の兆しがみられるものの、消費税率引き上げ後に大きく落ち込んだ景気の回復は鈍く、不透明な状況が続いている。
こうした状況下で、同社グループの第1四半期の売上高は、155億6700万円(前年同期比4.8%減)となった。営業利益は11億3900万円(同20.0%減)、経常利益は17億100万円(同1.5%減)、四半期純利益は、同社知的財産の権利譲渡益8億8300万円を特別利益に計上したことから、16億1400万円(同35.7%増)となった。
化学品セグメントの国内販売部門では、自社開発品を始めとした重点品目を中心に、JAに対するアプローチの強化を図り、水稲用除草剤「ピリミスルファン剤」、「トップガン剤」、「ウルフ剤」の普及拡大に取り組んだ。
また、水稲用箱処理剤「イソチアニル剤」、園芸用殺菌剤「ファンタジスタ剤」、園芸用殺虫剤「スプラサイド剤」の市場での定着に注力した。国内販売全体の売上は、昨年の消費税率引き上げ前の駆け込み需要の反動が影響し、前年同期を下回った。
海外販売部門では、畑作用除草剤「ピロキサスルホン剤」の販売が好調に推移したことに加え、棉用除草剤「ステイプル」の米国での販売が回復したことなどから、前年同期を上回った。
結果、化学品セグメントの売上高は、145億3700万円(同5.4%減)、営業利益は11億8700万円(同20.1%減)となった。
(関連記事)
・研究中の除草剤、FMCへ売却 クミ化、イハラ(2015.02.12)
・自社開発剤拡販で増収増益 クミアイ化学(2014.12.19)
・殺虫剤「サイアジピル」上市 デュポン(2014.11.06)
・新規除草剤「フェノキサスルホン」が農薬登録(2014.10.06)
・クミアイ化学 学生懸賞論文を募集(2014.06.13)
重要な記事
最新の記事
-
基本法施行後初の予算増確保へ JAグループ基本農政確立全国大会に4000人 生産者から切実な訴え2024年11月22日
-
「適正な価格形成」国関与で実効的に JA群馬中央会・林会長の意見表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
JAグループ重点要望実現に全力 森山自民党幹事長が表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
農林水産省 エン・ジャパンで「総合職」の公募開始2024年11月22日
-
鳥インフル 米モンタナ州、ワシントン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
鳥インフル オランダからの生きた家きん等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
11月29日「ノウフクの日」に制定 全国でイベント開催 農水省2024年11月22日
-
(411)「豚ホテル」の異なるベクトル【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月22日
-
名産品のキャベツを身近に「キャベツ狩り選手権」開催 JA遠州中央2024年11月22日
-
無人で水田抑草「アイガモロボ」NEWGREENと資本業務提携 JA三井リース2024年11月22日
-
みのるダイニング名古屋店開業2周年「松阪牛ステーキ定食」特別価格で提供 JA全農2024年11月22日
-
【スマート農業の風】農業アプリと地図データと筆ポリゴン・eMAFF農地ナビ2024年11月22日
-
自動運転とコスト【消費者の目・花ちゃん】2024年11月22日
-
イチゴ優良苗の大量培養技術 埼玉農業大賞「革新的農業技術部門」で大賞受賞 第一実業2024年11月22日
-
「AGRIST Aiサミット 2024」産官学金オープンイノベーションで開催2024年11月22日
-
厚木・世田谷・北海道オホーツクの3キャンパスで収穫祭を開催 東京農大2024年11月22日
-
大気中の窒素を植物に有効利用 バイオスティミュラント「エヌキャッチ」新発売 ファイトクローム2024年11月22日
-
融雪剤・沿岸地域の潮風に高い洗浄効果「MUFB温水洗浄機」網走バスに導入 丸山製作所2024年11月22日
-
農薬散布を効率化 最新ドローンなど無料実演セミナー 九州3会場で開催 セキド2024年11月22日
-
能登半島地震緊急支援募金で中間報告 生産者や支援者が現状を紹介 パルシステム連合会2024年11月22日