99.85%の農家で農薬を適正使用 農水省2015年4月6日
農水省は平成25年度に実施した農薬の適正使用を確認する調査の結果をまとめた。
米・麦など穀類、豆類、野菜及び果実を生産している農家3928戸を対象に調査は実施された。
対象農家について、記入又は聞き取りによって農薬の使用状況について調査。その結果、99.85%の農家で農薬が適正に使用されており、生産現場における農薬の適正使用についての意識が高いことが分かった。
不適正な使用の内容は(複数回答)
▽使用してはならない農産物に誤って使用した:1例。
▽使用量又は希釈倍数が適切でなかった:2例。
▽使用回数を誤って使用した:4例。
誤った回数で使用するなど、不適正な使用があった6戸(0.15%)の農家に対しては、地方農政局および都道府県が農薬適正使用について指導を行った。
また、928検体の農産物について残留農薬の分析を行った結果、1検体・ネギを除いて農薬の残留濃度は食品衛生法の残留基準値を超えるものはなかった。残留基準値を超えたのはネギ98検体中1検体で、これも通常摂食する量を採取しても健康に影響をおよぼすおそれはない。
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