BASF創立150周年記念祝典を開催2015年4月30日
BASFは4月23日、本社(ドイツ ルートブィッヒスハーフェン)において創立150周年祝典を開催した。
祝典で、BASFのクルト・ボック取締役会会長は「150周年記念は過去を振り返りつつ省みる機会となり、会社にとって特別なものとなった。過去に正しい道筋を定められたということが、私たちが成功した理由の一つであり、特に化学分野において、私たちは先人の功績を基に絶えず成長し続けてきた」と語った。
また、ドイツ首相のアンゲラ・メルケル氏とラインラント=プファルツ州首相マル・ドライヤー氏が、政財界・科学界などから集まった1000名余のゲストを前に、BASFへの祝辞を述べた。
BASFは、この150年間で社員30名の会社から、80カ国11万3000名の社員を抱える世界有数の化学会社へと成長を遂げた。創業時の染料の生産を皮切りに、数年後には化学肥料向けアンモニアの工業生産が開始された。その後プラスチックが加わり、今日では高性能製品、農薬から石油・ガスまで多岐に亘る。
ボック会長は「過去も現在も、そしてこれからも、化学は未来の基幹産業であり続ける」と述べている。それは「We create chemistry(私たちは化学でいい関係をつくります)。これまでも、そしてこれからも」という言葉に集約されている。
また、BASFが記念の年に「都市生活」、「スマートエネルギー」、「食品」という3分野で、世界中のパートナーと共に共創(コ・クリエーション)プログラムに取り組んでいることも強調した。
(写真)左からボック会長、メルケル・ドイツ首相、マル・ドライヤー州首相
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