少雨・多照で病害虫発生時期が早まる2015年6月25日
病害虫発生予報第3号
農水省は「平成27年度 病害虫発生予報第3号」を発表した。
これによると
▽4月下旬から6月初旬にかけて全国的に気温が高く、北・東日本を中心に、少雨・多照傾向が続き、一部作物の生育が進んでいる。また病害虫の発生時期が早まっているので、ほ場観察をきめ細かくし、都道府県が発表する病害虫発生情報で防除適期を確認して、適切な防除を実施するよう呼びかけている。
▽気象庁の向こう1カ月の予報(6月18日付)では、降水量は沖縄・奄美で多く、北・東・西日本では平年並みか少ないと予報されている。降雨が続いた場合は、病害が発生しやすいので、天候の推移に十分留意する必要がある。
▽気象庁によれば、エルニーニョ現象が続いており、強まる傾向にある。今後は、冷夏や多雨、日照不足が懸念されるので、病害虫発生には十分注意が必要としている。
品目別には
【水稲】
発生が「多い」「やや多い」と予想される病害虫と地域は次の通り。
「いもち病」北東北、近畿、中国、四国、北九州で「やや多い」。宮崎県では早期水稲に関するいもち病の注意報が6月18日に発表されている。
「縞葉枯病」関東で「多い」、中国、四国で「やや多い」。
「紋枯病」南関東、東海で「やや多い」
「イネミズゾウムシ」関東、東海、近畿、九州で「やや多い」
「ニカメイガ」南関東、中国で「やや多い」
「ヒメトビウンカ」南関東、東海、近畿、中国で「やや多い」
【野菜・花き】
【果樹・茶】
都道府県が発表した警報・注意報、特殊報は次の通り。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(139)-改正食料・農業・農村基本法(25)-2025年4月26日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(56)【防除学習帖】第295回2025年4月26日
-
農薬の正しい使い方(29)【今さら聞けない営農情報】第295回2025年4月26日
-
1人当たり精米消費、3月は微減 家庭内消費堅調も「中食」減少 米穀機構2025年4月25日
-
【JA人事】JAサロマ(北海道)櫛部文治組合長を再任(4月18日)2025年4月25日
-
静岡県菊川市でビオトープ「クミカ レフュジア菊川」の落成式開く 里山再生で希少動植物の"待避地"へ クミアイ化学工業2025年4月25日
-
25年産コシヒカリ 概算金で最低保証「2.2万円」 JA福井県2025年4月25日
-
(432)認証制度のとらえ方【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月25日
-
【'25新組合長に聞く】JA新ひたち野(茨城) 矢口博之氏(4/19就任) 「小美玉の恵み」ブランドに2025年4月25日
-
水稲栽培で鶏ふん堆肥を有効活用 4年前を迎えた広島大学との共同研究 JA全農ひろしま2025年4月25日
-
長野県産食材にこだわった焼肉店「和牛焼肉信州そだち」新規オープン JA全農2025年4月25日
-
【JA人事】JA中札内村(北海道)島次良己組合長を再任(4月10日)2025年4月25日
-
【JA人事】JA摩周湖(北海道)川口覚組合長を再任(4月24日)2025年4月25日
-
第41回「JA共済マルシェ」を開催 全国各地の旬の農産物・加工品が大集合、「農福連携」応援も JA共済連2025年4月25日
-
【JA人事】JAようてい(北海道)金子辰四郎組合長を新任(4月11日)2025年4月25日
-
宇城市の子どもたちへ地元農産物を贈呈 JA熊本うき園芸部会が学校給食に提供2025年4月25日
-
静岡の茶産業拡大へ 抹茶栽培農地における営農型太陽光発電所を共同開発 JA三井リース2025年4月25日
-
静岡・三島で町ぐるみの「きのこマルシェ」長谷川きのこ園で開催 JAふじ伊豆2025年4月25日
-
システム障害が暫定復旧 農林中金2025年4月25日
-
神奈川県のスタートアップAgnaviへ出資 AgVenture Lab2025年4月25日