かび病、うどんこ病などに卓効 園芸用殺菌剤「ベジセイバーR」 三井化学アグロ2015年11月10日
三井化学アグロ(株)は、灰色かび病やうどんこ病、べと病などに卓効を示す園芸用殺菌剤「ベジセイバーR」を上市し、10月15日から販売を開始した。
「ベジセイバーR」は、三井化学アグロ(株)が開発したコハク酸脱水素酵素阻害剤(SDHI剤)の「ペンチオピラド」と(株)エス・ディー・エス バイオテックが開発した多作用点阻害剤の「クロロタロニル(TPN)」を有効成分とする園芸用殺菌剤だ。
2種類の成分を効果的に配合したことで、灰色かび病やうどんこ病だけでなく、卵菌類(疫病、べと病)にも卓効を示す。「病害の同時防除」を考慮した新たな防除体系を提案できる薬剤だ。
「ベジセイバーR」は、きゅうり、トマトなどの果菜類、キャベツなどの葉菜類の他、たまねぎなど多くの作物に安定した効果を発揮し、病害防除に貢献する。
◎「ベジセイバーR」の主な特長
1.既存薬剤に対する感受性低下が懸念されている場面でも、優れた効果を示す。
2.幅広い病害防除スペクトラムを有し、高い活性を示す。
3.2つの有効成分の能力を最大限に発揮させた製剤であり、耐雨性、残効性に優れている。
4.フロアブル剤のため、薬剤調製時の粉立ちがなく、果実への薬剤汚れもほとんど見られない。
「ベジセイバーR」の販売は、北興化学工業(株)と三井化学アグロ(株)が担当する。
「ベジセイバーR」は三井化学アグロ(株)の登録商標。
※「ベジセイバーR」のRは、正しくは○の内にR。
この製品に関する問い合わせは、三井化学アグロ(株)技術普及部TEL:03-5290-2751まで。
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