平成28年9月期第1四半期減収減益決算発表 日本農薬2016年2月18日
日本農薬(株)は2月12日、平成28年9月期第1四半期(平成27年10月1日~平成27年12月31日)の業績を発表した。厳しい事業環境を反映し、売上高は前年同期比21.4%減の74億5000万円だった。
同社グループの第1四半期業績は、中核事業である農薬事業が不需要期にあたる季節的要因もあり、売上高・利益とも低い水準で推移した。
国内農薬販売では、園芸用殺虫剤「フェニックス」、水稲用殺菌剤「ブイゲット」など、主力自社開発品目の拡販に努めたものの、農薬需要の縮減傾向に加え、競争激化や流通在庫の影響などから国内売上高は前年同期を下回った。
海外農薬販売では、アジア地域の売上高は堅調に推移したが、欧州地域での販売が伸び悩んだ。さらにフェニックス原体販売の消失もあり、為替は円安基調で推移したものの、海外販売全体の売上高は前年同期を下回った。
結果、同社グループの第1四半期業績は、売上高74億5000万円(前年同期比20億2900万円減、21.4%減)、営業利益は▲10億3500万円(同9億8000万円減)、経常利益は▲14億1400万円(同11億1200万円減)、親会社に帰属する四半期純利益は▲11億3500万円(同9億2900万円減)となった。
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