うどんこ病などに卓効 園芸用殺菌剤『ラミック顆粒水和剤』を発売 石原産業・日本曹達2016年4月13日
石原産業(株)と日本曹達(株)は、平成27年4月8日付で、うどんこ病・灰色かび病に卓効を示す新規園芸用殺菌剤「ラミック顆粒水和剤」の農薬登録を取得、両社の販売ルート(系統・商系)を通じ、平成28年4月18日より全国販売される。
「ラミック顆粒水和剤」は、石原産業(株)が独自に開発した「ピリオフェノン」と、日本曹達(株)が保有する「イミノクタジンアルベシル酸塩」を有効成分とする、期待の新規園芸用殺菌剤だ。
「ピリオフェノン」は、新規系統ベンゾイルピリジン系の殺菌剤であり、うどんこ病に卓越した効果を示す。「イミノクタジンアルベシル酸塩」は、うどんこ病・灰色かび病など多くの病害に安定した効果を示す。
「ラミック顆粒水和剤」は、この有効2成分を混合剤化したもので、うどんこ病はもとより、多くの病害の同時防除を可能にした。さらに耐性菌の発達リスクを抑えることでも効果的な製品として、開発された。有用生物や天敵に対して影響が少なく、IPM体系にも適した薬剤だ。
同剤は、キュウリ、イチゴのうどんこ病と灰色かび病の登録(初期ラベル)を取得しており、更に作物および適用病害の登録拡大を進めている。
◎登録内容
○作物名:キュウリ、イチゴ
○適用病害名:うどんこ病・灰色かび病
○希釈倍数:1000倍
○10アール当たり使用液量:100~300リットル
○使用時期:収穫前日まで
○本剤の使用回数:キュウリが3回以内、イチゴが2回以内
○使用方法:散布
○ピリオフェノンを含む農薬の総使用回数:3回以内
○イミノクタジンを含む農薬の総使用回数:キュウリは5回以内、イチゴは7回以内
同剤に関する問い合わせは、石原バイオサイエンス(株)開発普及部TEL:03-5844-6320、日本曹達(株)農業化学品事業部普及部TEL:03-3245-6178まで。
(写真)新規園芸用殺菌剤「ラミック顆粒水和剤」
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