インドの農薬事業会社株式を取得 住友化学2016年6月9日
住友化学(株)は、このほどインドの農薬事業会社であるエクセルクロップケア社(以下ECC社)の株式44.98%を、創業家および金融投資家から買収することで合意した。
インドの農薬市場は、過去5年の平均市場成長率が年率約6.4%であり、現在、世界第9位の規模にまで順調に成長している。同市場は今後も人口増加に伴う食糧増産の必要が高く、さらに成長していくものと予想されている。
住友化学はこの市場動向を踏まえ、2000年には農薬の製造・販売拠点を設置し、2010年には現地農薬販売会社を買収するなど、インドでの事業基盤を着実に整えてきた。
同社は、インドの農薬市場で第5位の売上規模を持つECC社の株式を44.98%買収し、さらにインド証券取引法の規定に従い、公開買い付けにより同社グループで最大75%までECC社の株式を追加取得する予定がある。
同社は、ECC社の保有する豊富な製品ポートフォリオや販売チャンネルの活用を通じ、インド国外における農薬事業の強化にもあわせて取組む考えだ。
◎ECC社概要
・本社:インド共和国マハラシュトラ州ムンバイ
・創業:1941年
・設立:2003年
・事業内容:農薬の開発・製造・販売
(住友化学の関連記事)
・水稲用倒伏軽減剤入り基肥一発肥料「楽一28N」を販売開始 住友化学 (16.03.09)
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