2016年第2四半期業績 化学品事業は大幅増益 BASF2016年8月1日
BASFの2016年第2四半期の売上高は145億ユーロ(前年同期比24%減)だった。
同四半期大幅減益の要因としては、販売量は増加したものの、価格が下落したことや、ポートフォリオ変更により、大幅なマイナス影響が出たことによるものだ。
同四半期の特別項目控除前営業利益は、好調だった前年同期と比べて3億3600万ユーロ減少し、17億ユーロとなった。化学品事業は大幅増益となったが、石油・ガス部門の大幅な減収を吸収できなかった。
営業利益(EBIT)は前年同期比3億2100万ユーロ減少し、17億ユーロとなった。純利益は1億7300万ユーロ減の11億ユーロとなった。
農業関連製品部門は、市場環境が依然として厳しい状況にあり、第2四半期の売上高は、前年同期比13%減の15億ユーロとなった。販売量の減少と為替のマイナス効果が主な原因だ。製品価格はわずかに上昇した。
特別項目控除前営業利益は、主に販売量が減少したことで4500万ユーロ減少し、3億2000万ユーロとなった。2016年上半期の売上高は9%減の32億ユーロ、特別項目控除前営業利益は2800万ユーロ減少し、9億1100万ユーロだった。
2016年通期の見通しは、厳しい市場環境が続き、特別項目控除前営業利益は2015年の水準をやや下回るものと同社は予測している。
経済環境に対する予測設定は、従来同様で下記の通り。
○GDP成長率:2.3%
○世界工業生産成長率:2.0%
○化学品生産成長率:3.4%
○ユーロ/ドル平均為替レート:1ユーロ=1.10ドル
○年間平均ブレンド原油価格:1バレル=40ドル
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