殺虫剤Inscalisの国内開発を開始 BASFジャパン2016年10月4日
BASFジャパン(株)は、農業用殺虫剤Inscalis(インスカリス)の国内における開発を開始する。
インスカリスは、新しい作用機構を有するピロペン系に属する新規有効成分で、糸状菌の醗酵産物をもとに、(学法)北里研究所北里生命科学研究所の大村・砂塚(創薬)グループとMeijiSeikaファルマ(株)が共同で見出したもの。
アブラムシ類、コナジラミ類、カイガラムシ類などの防除に高い効果を発揮。既存の殺虫剤に対して薬剤抵抗性を獲得したこれらの害虫にも有効で、野菜・果樹・畑作物など幅広い作物に使用できる。
BASF社は、2010年5月に締結された、Meiji社とのライセンス契約に基づいて、同剤の開発を全世界で進めており、16年3月に米国、カナダで農薬登録を申請している。同契約では、日本を含むアジアの一部の国では、両社が開発・商業権を持っているが、BASF社は日本国内における独占開発・商業化権取得についてMeiji社と合意し、国内における同剤の開発を開始することにした。
BASFジャパンの化学品・農薬統括本部農業事業マーケティング部ディビジョンヘッドの奥村博氏は「同剤は、BASFが国内でとくに注力している野菜・果樹・畑作物において、効果的な防除のソリューションとなります。同剤によってわが社は薬剤抵抗性発達の懸念が高く、病気も媒介するアブラムシ類などの害虫を防除する新しい製品の提供が可能になるので、一日も早い登録・上市を目指します」と語っている。
重要な記事
最新の記事
-
【令和6年度 鳥インフルエンザまとめ】2025年1月22日
-
【特殊報】チャ、植木類、果樹類にチュウゴクアミガサハゴロモ 農業被害を初めて確認 東京都2025年1月22日
-
【新年特集】2025国際協同組合年座談会「協同組合が築く持続可能な社会」(1)どうする?この国の進路2025年1月22日
-
【新年特集】2025国際協同組合年座談会「協同組合が築く持続可能な社会」(2) どうする?この国の進路2025年1月22日
-
【新年特集】2025国際協同組合年座談会「協同組合が築く持続可能な社会」(3) どうする?この国の進路2025年1月22日
-
【新年特集】2025国際協同組合年座談会「協同組合が築く持続可能な社会」(4) どうする?この国の進路2025年1月22日
-
禍禍(まがまが)しいMAGA【小松泰信・地方の眼力】2025年1月22日
-
鳥インフル 英イースト・サセックス州など4州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月22日
-
【JAトップ提言2025】消費者巻き込み前進を JAぎふ組合長 岩佐哲司氏2025年1月22日
-
【JAトップ提言2025】米も「三方よし」精神で JAグリーン近江組合長 大林 茂松氏2025年1月22日
-
京都府産食材にこだわった新メニュー、みのりカフェ京都ポルタ店がリニューアル JA全農京都2025年1月22日
-
ポンカンの出荷が最盛を迎える JA本渡五和2025年1月22日
-
【地域を診る】地域再生は資金循環策が筋 新たな発想での世代間、産業間の共同 京都橘大学教授 岡田知弘氏2025年1月22日
-
「全日本卓球選手権大会」開幕「ニッポンの食」で応援 JA全農2025年1月22日
-
焼き芋ブームの火付け役・茨城県行方市で初の「焼き芋サミット」2025年1月22日
-
農のあるくらし日野のエリアマネジメント「令和6年度現地研修会」開催2025年1月22日
-
1月の「ショートケーキの日」岐阜県産いちご「華かがり」登場 カフェコムサ2025年1月22日
-
「知識を育て、未来を耕す」自社メディア『そだてる。』運用開始 唐沢農機サービス2025年1月22日
-
「埼玉県農商工連携フェア」2月5日に開催 埼玉県2025年1月22日
-
「エネルギー基本計画」案で政府へ意見 省エネと再エネで脱炭素加速を パルシステム連合会2025年1月22日