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モンサント株主 バイエルとの合併承認2016年12月21日

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 ドイツ・バイエル社は、12月13日に開催された米国モンサント社の臨時株主総会で、バイエル社の完全子会社との合併を承認したと発表した。

 モンサント社の臨時株主総会では、臨時総会の基準日である2016年11月7日時点発行済株式総数の約75%を占める投票総数のうち、約99%が合併賛成に投票されたという。併せて、モンサント株主は、この統合に関連して、同社の任命された役員たちに対して支払われる可能性のある、もしくは支払われるであろう対価を、勧告ベース(法的拘束力のない)として承認するという提案も承認したという。

 この取引には、必要な規制当局の承認の受領を含む一般的なクロージング条件が課せられているが、バイエルはモンサントのサポートを受けながら、現在までに、米国ハート・スコット・ロディノ法を含む届出を提出。クロージングは2017年末までと想定しているという。
 予定通り進めば、モンサントの株主は合併クロージング時に、現金で1株当たり128米ドルを受取ることになる。
 これまでのところ、バイエル社がプレミアをつけたこともあり、順調に合併に向かっているようだが、米国の戦略食料の種子をドイツ資本が握ることに、トランプ次期大統領がどういう判断をするのか、注目されるところでもある。

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