「ビートスター」水和剤を新発売2017年2月14日
てんさいの褐斑病に卓効
ダウ・ケミカル日本
ダウ・ケミカル日本(株)は、2017年2月8日付で「てんさい」の褐斑病対策剤「ビートスター」水和剤の農薬登録を取得した。4月下旬からの販売を予定している。
「ビートスター」水和剤は、てんさいの褐斑病に対し、優れた予防効果を持つ有効成分「マンセブ」と、予防効果・治療効果・浸達性・残効性を持つ「フェンブコナゾール」を組み合わせた混合殺菌剤だ。2種類の有効成分の働きにより、褐斑病の菌密度を下げる効果が期待できる。
てんさいが褐斑病に感染すると、葉が枯死し根中糖分の減少により収穫量が低下する。「ビートスター」水和剤は、2種類の有効成分を配合しているため、生産者には次のような利点がある。
(1)現地圃場で2剤を混ぜ合わせる手間を省く。
(2)予防と治療の効果により褐斑病菌の菌密度を低減させる。
(3)耐性菌対策として殺菌剤に対する耐性の発達を抑制する。
(4)予防から治療まで、幅広い効能を持つために散布に適する期間が長く、てんさい生産農家は、余裕を持った散布計画を立てることが可能になるなど。
「ビートスター」水和剤は、ダウ・ケミカル日本(株)の農業科学部門である、ダウ・アグロサイエンス事業部より、4月下旬に販売される予定だ。
(写真)「ビートスター」水和剤
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