水稲育苗箱用殺虫殺菌剤「箱大臣粒剤」を発売2017年2月27日
住友化学
住友化学は、1月11日付で農薬登録した、新規水稲育苗箱用殺虫殺菌剤「箱大臣粒剤」を、3月1日より販売する。
「箱大臣粒剤」は、抵抗性誘導で、稲の重大病害であるいもち病に安定した殺菌効果を示す「スタウト(一般名イソチアニル)」と、初期害虫のウンカ類など幅広い害虫に効果のある「ダントツ(一般名クロチアニジン)」に、紋枯病に優れた効果を示す「リンバー(一般名フラメトピル)」を組み合わせた3成分混合の箱粒剤だ。
近年の紋枯病の増加に伴い、防除ニーズが高まっていることに対応し、紋枯病防除に定評のある「リンバー」を含有する水稲育苗箱用粒剤の新たなラインナップとして、同剤は開発された。
「箱大臣粒剤」は3成分混合剤で、紋枯病を含む主要な水稲病害虫の同時防除が可能であり、幅広い生産者の防除作業の省力化に貢献するものと同社は考えている。
「箱大臣粒剤」は2017年3月1日から、住友化学、協友アグリが商系・系統ルートを通じ、販売される。
◎「箱大臣粒剤」の主な特長
1.いもち病、紋枯病、イネドロオイムシ、イネミズゾウムシ、ウンカ類、ニカメイチュウ、フタオビコヤガなど、水稲の主要病害虫に登録がある。
2.「移植7日前~移植当日」での使用が可能。
(写真)水稲育苗箱用殺虫殺菌剤「箱大臣粒剤」
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