2016年業績発表 売上高は576億ユーロ BASF2017年3月1日
BASFジャパン(株)は2月28日、2017年2月24日にドイツ本社で発表された2016年(1月~12月)業績結果を公表した。売上高は前年比18%減の576億ユーロとなった。
2016年通期の売上高は、前年比18%減少し、576億ユーロだった。これは主に2015年9月末のガス取引・貯蔵事業の売却に起因している。同事業は2015年の売上高に101億ユーロ貢献していた。
ポートフォリオ変更による影響で、全体の売上高が15%減少した。また、原材料価格の下落が販売価格を引き下げ、4%減につながったものの、1年を通して継続して販売量を増加させることが出来た。
販売量は全体として前年比で2%増加したが、なかでも化学品事業は4%増加した。為替のマイナス効果により、わずかに減収(1%減)となった。
特別項目控除前営業利益は、前年比4億3000万ユーロ減の63億ユーロとなった。主に価格の下落と天然ガス取引・貯蔵事業売却の影響から、石油・ガス部門で8億5000万ユーロ減となったことが、今回の結果につながった。
ガスプロムに移譲したガス事業は、2015年の特別項目控除前営業利益に約2億6000万ユーロ貢献していた。農業関連製品部門の特別項目控除前営業利益は、前年の水準を維持した。
化学品事業では、高性能製品部門、機能性材料部門の著しい貢献により、大幅な増益となった。純利益は前年の40億ユーロを上回り、41億ユーロとなった。1株あたり利益は、前年の4.34ユーロから4.42ユーロに増加した。
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