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平成29年9月期第2四半期増収減益決算発表 売上高は354億89百万円 日本農薬2017年6月1日

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 日本農薬(株)は5月31日、都内で平成29年3月期(平成28年10月1日~平成29年3月31日)の連結業績説明会を開催した。売上高は前年同期を上回ったものの、利益面では同期比で減益となった。

決算説明する友井洋介社長「農林水産業・地域の活力創造本部」は先般、「農業競争力強化プログラム」を決定し、農家の所得向上と農業の競争力強化を目指しているが、農業従事者の高齢化、後継者不足の深刻化、耕作放棄地の増加など、構造的な課題は解決されていない。また海外市場においても、南米市場の流通在庫過多などの影響から農薬需要は低調に推移した。
 こうした状況下、同社グループは中期経営計画「グローバル企業への前進」に取り組み、自社開発品目の普及拡販と海外事業の拡大に注力した。
 当第2四半期の業績は、前連結会計年度末に連結子会社化Sipcam Nichino Brasil S.A.の業績を連結業績に含めたこともあり、売上高は前年同期を上回った。利益面では、ノウハウ技術収入の減少や、為替が円高基調で推移したことなどから、前年同期を下回った。
 結果、売上高は354億89百万円(前年同期比54億93百万円増、同18.3%増)となった。営業利益は36億円(同14億10百万円減、28.2%減)、経常利益は37億94百万円(同7億26百万円減、16.1%減)、親会社に帰属する四半期純利益は23億84百万円(同5億50百万円減、18.8%減)となった。.
(写真)決算説明する友井洋介社長

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