トウモロコシ・ハイブリッド種子事業を売却 ダウ・ケミカル2017年7月18日
ザ・ダウ・ケミカル・カンパニー(本社:米国ミシガン州、会長兼CEO:アンドリュー・リバリス)は、ダウ・アグロサイエンスのブラジルにおける種子事業の一部を、CITICアグリファンドに11億ドルで売却する契約を締結した。
売却対象は、種子加工設備、研究開発センター、ダウ・アグロサイエンスのブラジルでの遺伝子資源バンクの情報、モルガンブランドのほか、ダウ・シーズブランド(Dow Sementes)を一定期間ライセンスすることを含む。2016年のこれらの資産による売上高は、約2億8700万ドルだった。
この売却は、デュポンとの対等経営統合計画について、ブラジルの経済擁護行政委員会から承認を取得した際の条件を満たすものとなる。売却は、ダウとデュポンの統合完了およびCADEによる承認を含む関連当局の承認を条件に行われる。
アンドリュー・リバリス会長兼CEOは、今回の売却発表について「関連当局の承認プロセスを更に前進させるものであり、デュポンとの経営統合後に、計画されている3社分割が生み出す価値の可能性と戦略理論を保持するものとなる」とし、続けて次のように述べた。
「この契約は、株主、顧客そして従業員など、全てのステークホルダーに最善の利益をもたらすものと考えている。今回の売却後も、われわれの製品ポートフォリオは、さらに強力な農業科学会社を形作るとともに、より幅広い選択肢とイノベーションを世界中の農家にもたらすだろう」。
この地域限定の承認条件は、すでに発表されているデュポンのグローバルな作物保護関連ポートフォリオ、研究開発品および開発組織の売却や、ダウのグローバルなエチレンアクリル酸コポリマーおよびアイオノマー事業の売却に追加されるものだ。
これらの対応策は、欧州委員会をはじめ、その他の関連当局の承認条件に沿ったものとなっている。
重要な記事
最新の記事
-
備蓄米 「味に差なく、おいしく食べてほしい」 江藤農相2025年4月24日
-
関税発動で牛肉の注文キャンセルも 米国関税の影響を農水省が分析2025年4月24日
-
トランプ関税で米国への切り花の輸出はどうなる?【花づくりの現場から 宇田明】第58回2025年4月24日
-
【JA人事】JA北オホーツク(北海道)吉田組合長を再任2025年4月24日
-
三島とうもろこしや旬の地場野菜が勢ぞろい「坂ものてっぺんマルシェ」開催 JAふじ伊豆2025年4月24日
-
農林中金 ロンコ・インベストメント・マネジメントに資本参画 不動産分野の連携強化2025年4月24日
-
積雪地帯における「麦類」生育時期 推定を可能に 農研機構2025年4月24日
-
日本曹達 微生物農薬「マスタピース水和剤」新たな効果とメカニズムを発見 農研機構2025年4月24日
-
棚田の魅力が1枚に「棚田カード」第5弾を発行 農水省2025年4月24日
-
みずほ銀行と食農領域の持続可能な発展に向け戦略的提携 クボタ2025年4月24日
-
【人事異動】兼松(6月1日付)2025年4月24日
-
日本生協連「フェアトレード・ワークプレイス」に登録2025年4月24日
-
旭松食品「高野豆腐を国外へ広める活動」近畿農政局 食の「わ」プログラムで表彰2025年4月24日
-
群馬県渋川市の上州・村の駅「お野菜大放出祭」26日から 9種の詰め放題系イベント開催2025年4月24日
-
JA蒲郡市と市内の飲食店がタッグ 蒲郡みかんプロジェクト「みかん食堂」始動2025年4月24日
-
適用拡大情報 殺菌剤「バスアミド微粒剤」 日本曹達2025年4月24日
-
倍率8倍の人気企画「畑でレストラン2025」申込み開始 コープさっぽろ2025年4月24日
-
農業・食品産業技術開発の羅針盤「農研機構NARO開発戦略センターフォーラム」開催2025年4月24日
-
雪印メグミルク、北海道銀行と連携「家畜の排せつ物由来」J-クレジット創出へ酪農プロジェクト開始 Green Carbon2025年4月24日
-
山椒の「産地形成プロジェクト」本格始動 ハウス食品など4者2025年4月24日