「のれんの減損損失」 548百万円を特別損失に計上 日本農薬2017年9月28日
日本農薬(株)は9月26日、平成29年9月期決算において「のれんの減損損失」を特別損失として計上し、平成28年11月14日に公表した通期連結業績予想を修正した。
日本農薬(株)が、製品ポートフォリオの拡充を目的として、平成25年10月に品目買収した除草剤「オルトスルファムロン」は、主要販売国における流通在庫、および競合剤供給増加の影響や、除草対象となる水稲作付面積の減少などから、販売は伸び悩んでおり、平成29年度販売計画に対して販売実績が乖離している。
これに伴い平成29年9月期に、のれんの減損損失として、同剤ののれん残高全額である548百万円を特別損失に計上することにした。
なお同剤については、主要市場である米国においては水稲用除草剤、ブラジルにおいてはサトウキビ用増糖剤として販売しているが、さらに同剤の多用途の開発も進めており、買収時販売計画から大幅に遅れることになったが、今後、各分野の販売は順次進捗する見込みだ。
国内農薬販売では、病害虫の小発生や過年度流通在庫の影響などから売上高が伸び悩んだ。一方、海外農薬販売では、連結子会社のSipcam Nichino BrasilS.A.及びHyderabad ChemicalPvt.Ltd.での販売が好調に推移した。
結果、売上高全体では当初予想から修正はない。利益面では、国内農薬販売の伸び悩みに加え、海外農薬販売の品目構成の変化などから、一般経費削減に努めたものの、営業利益及び経常利益は当初の予想を下回る見込みとなった。
◎通期連結業績予想の修正( )内前回予想。
▽売上高:59.500百万円(59.500百万円)
▽営業利益:3.100百万円 (3.900百万円)
▽経常利益:3.300百万円(3.600百万円)
▽親会社株主に帰属する当期純利益:1.350百万円(2.200百万円)
▽1株当り当期純利益:20円20銭(32円92銭)。
重要な記事
最新の記事
-
【人事異動】JA全農(2025年1月1日付)2024年11月21日
-
【地域を診る】調査なくして政策なし 統計数字の落とし穴 京都橘大学教授 岡田知弘氏2024年11月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】国家戦略の欠如2024年11月21日
-
加藤一二三さんの詰め将棋連載がギネス世界記録に認定 『家の光』に65年62日掲載2024年11月21日
-
地域の活性化で「酪農危機」突破を 全農酪農経営体験発表会2024年11月21日
-
全農いわて 24年産米仮渡金(JA概算金)、追加支払い2000円 「販売環境好転、生産者に還元」2024年11月21日
-
鳥インフル ポーランドからの家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月21日
-
鳥インフル カナダからの生きた家きん、家きん肉等の輸入を一時停止 農水省2024年11月21日
-
JAあつぎとJAいちかわが連携協定 都市近郊農協同士 特産物販売や人的交流でタッグ2024年11月21日
-
どぶろくから酒、ビールへ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第317回2024年11月21日
-
JA三井ストラテジックパートナーズが営業開始 パートナー戦略を加速 JA三井リース2024年11月21日
-
【役員人事】協友アグリ(1月29日付)2024年11月21日
-
畜産から生まれる電気 発電所からリアルタイム配信 パルシステム東京2024年11月21日
-
積寒地でもスニーカーの歩きやすさ 防寒ブーツ「モントレ MB-799」発売 アキレス2024年11月21日
-
滋賀県「女性農業者学びのミニ講座」刈払機の使い方とメンテナンスを伝授 農機具王2024年11月21日
-
オーガニック日本茶を増やす「Ochanowa」有機JAS認証を取得 マイファーム2024年11月21日
-
11月29日「いい肉を当てよう 近江牛ガチャ」初開催 ここ滋賀2024年11月21日
-
「紅まどんな」解禁 愛媛県産かんきつ3品種「紅コレクション」各地でコラボ開始2024年11月21日
-
ベトナム南部における販売協力 トーモク2024年11月21日
-
有機EL発光材料の量産体制構築へ Kyuluxと資本業務提携契約を締結 日本曹達2024年11月21日