エフィーダを欧州で共同開発 クミアイ化学2018年7月24日
クミアイ化学工業(株)は、Certis Europe B.V.(以下Certis)と、欧州のムギ類と水稲を対象としたクミ化の新規除草剤エフィーダ(R)(EFFEEDA(R)、一般名:フェンキノトリオアン)を共同開発するための開発販売契約を7月23日に締結した。
クミ化が開発したエフィーダは、ムギ類、水稲に極めて高い安全性を示し、広葉雑草やカヤツリグサ科雑草に高い除草効果をもつトリケトン化合物で、除草剤抵抗性雑草を含む難防除広葉雑草の防除に有効な剤として期待されており、日本国内では今年2月に農薬登録を取得、来年からの本格販売に向けての準備が進められている。
Certisは、クミ化が開発しべと疫病に高い効果を示す殺菌剤ベンチアパリカルプイソプロピルを欧州で販売しているが、「今回の共同開発によって関係強化をはかり、クミ化の優れた製品を生産者に提供することで、欧州における安全で安心な食料生産に貢献していきたい」との談話を公表している。
なお、Certis Europeは、三井物産(株)傘下のMitsui AgriScienceInternational S.A./N.V.を主要株主とする欧州農薬販売会社で、クミ化は同社株式をイブ保有している。
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