待望のウンカ剤含有育苗箱殺虫殺菌剤上市 「防人箱粒剤」「箱維新粒剤」 協友アグリ2019年2月18日
協友アグリ(株)は、全農とデュポンが開発したウンカ類に卓効を示す新規成分・ピラキサルト(一般名:トリフルメゾピリム)を含有する水稲育苗箱殺虫殺菌剤「防人箱粒剤」と「箱維新粒剤」を2月21日に上市する。
ピラキサルトは、飛来性害虫が問題となる地域やヒメトビウンカによる縞葉枯病が問題となっている地域で、その上市が期待されていた薬剤だ。
「防人(さきもり)箱粒剤」は、このピラキサルトとコブノメイガなどのチョウ目害虫にすぐれた防除効果と長期残効を有するクロラントラニリプロール、さらにいもち病に対して高い効果が長期間持続するイソチアニルの3成分を含有。水稲に対する安全性も高く播種時覆土前から移植当日までの幅広い使用が可能となっている。
商品名の「防人箱粒剤」は、中国大陸から飛来して甚大な被害をもたらすウンカ類・コブノメイガから日本の稲を守る役目を果たすという意を込めて、飛鳥から平安時代に九州の地を大陸の脅威から守った「防人」になぞらえ命名したという。
「箱維新粒剤」は、防人箱粒剤の3成分に、紋枯病に優れた防除効果を示すフラメトピルを加えた4成分を含有する箱剤で、水稲の主要病害虫を1剤で長期間防除できることから、「現状の防除体系を刷新する」という意味を商品名に込めたという。
協友アグリでは、両剤ともに、「飛来性害虫やヒメトビウンカによる被害が問題となっている地域を中心にご活用いただき、良質米生産に貢献したい」とコメントしている。
なお取り扱いは、協友アグリのみで、JAグループを通じての普及・販売となる。
(関連記事)
・【人事異動】天野徹夫氏が社長に 協友アグリ役員人事異動(1月29日付)(19.01.30)
・イチゴ用新規殺ダニ剤の登録取得 協友アグリ(19.01.23)
・1剤で柑橘の害虫を防除「メビウスフロアブル」出荷開始 協友アグリ(19.01.08)
重要な記事
最新の記事
-
米農家(個人経営体)の「時給」63円 23年、農業経営統計調査(確報)から試算 所得補償の必要性示唆2025年4月2日
-
移植水稲の初期病害虫防除 IPM防除核に環境に優しく(1)【サステナ防除のすすめ2025】2025年4月2日
-
移植水稲の初期病害虫防除 IPM防除核に環境に優しく(2)【サステナ防除のすすめ2025】2025年4月2日
-
変革恐れずチャレンジを JA共済連入会式2025年4月2日
-
「令和の百姓一揆」と「正念場」【小松泰信・地方の眼力】2025年4月2日
-
JAみやざき 中央会、信連、経済連を統合 4月1日2025年4月2日
-
サステナブルな取組を発信「第2回みどり戦略学生チャレンジ」参加登録開始 農水省2025年4月2日
-
JA全農×不二家「ニッポンエール パレッティエ(レモンタルト)」新発売2025年4月2日
-
姿かたちは美しく味はピカイチ 砂地のやわらかさがおいしさの秘密 JAあいち中央2025年4月2日
-
県産コシヒカリとわかめ使った「非常時持出米」 防災備蓄はもちろん、キャンプやピクニックにも JAみえきた2025年4月2日
-
霊峰・早池峰の恵みが熟成 ワイン「五月長根」は神秘の味わい JA全農いわて2025年4月2日
-
JA農業機械大展示会 6月27、28日にツインメッセ静岡で開催 静岡県下農業協同組合と静岡県経済農業協同組合連合会2025年4月2日
-
【役員人事】農林中金全共連アセットマネジメント(4月1日付)2025年4月2日
-
【人事異動】JA全中(4月1日付)2025年4月2日
-
【スマート農業の風】(13)ロボット農機の運用は農業を救えるのか2025年4月2日
-
外食市場調査2月度 市場規模は2939億円 2か月連続で9割台に回復2025年4月2日
-
JAグループによる起業家育成プログラム「GROW&BLOOM」第2期募集開始 あぐラボ2025年4月2日
-
「八百結びの作物」が「マタニティフード認定」取得 壌結合同会社2025年4月2日
-
全国産直食材アワードを発表 消費者の高評価を受けた生産者を選出 「産直アウル」2025年4月2日
-
九州農業ウィーク(ジェイアグリ九州)5月28~30日に開催 RXジャパン2025年4月2日