営業利益17%増加 クミ化19年10月期第2四半期決算短信2019年6月12日
クミアイ化学工業は、平成31年度10月期第2四半期の決算短信(連結)を発表した。
主力剤アクシーブの販売拡大により、売上高は、前年同期比42億9200万円(7.9%)増の584億7100万円となった。売上高が増加したことで、営業利益は、前年同期比8億1500万円(17%)増の56億700円、経常利益は、前年同期比8億7500万円(15.6%)増の64億7900万円となった。
また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期比2億900万円(4.7%)増の46億6300万円。当第2四半期連結累計期間における海外向け売上高の割合は38.2%となった。
国内の農耕地向け製品は、水稲用除草剤「エフィーダ剤」を本格的に販売開始したが、「トップガン剤」など既存製品の落ち込みにより、水稲用除草剤全体では前年同期を下回った。また、水稲用箱処理剤は、「ピラキサルト剤」を含む新規混合剤の発売と、「イソチアニル剤」を含む混合剤の出荷が伸張したことから前年同期を上回った。その結果、水稲剤全体では前年同期を上回る結果となった。
園芸向け製品は、「サイアジピル剤」等の殺虫剤が順調に推移した結果、前年同期を上回った。
海外販売部門は、基幹製品である畑作用除草剤「アクシーブ剤」が北米での需要が高まったことから、引き続き出荷が伸張しアルゼンチン向けも順調に売上を伸ばした。
直播水稲用除草剤「ノミニー」は、インドをはじめとする主要国でジェネリックの影響による売上減があったが、ブラジル向けでサトウキビの登熟促進剤としての使用が伸び、海外事業全体としては前年同期を大きく上回った。
この結果、農薬および農業関連事業の売上高は、前年同期比34億8000万円(8.6%)増の440億8800万円。営業利益は前年同期比6億7000万円(15.1%)増の51億2200万円となった。
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