売上高前年同期比4%減 BASF19年第2四半期2019年7月31日
特別項目控除前営業利益は27%減
BASF(本社:ドイツ)は、2019年第2四半期の業績を発表した。
2019年第2四半期の売上高は、前年同期比4%減の 152億ユーロ。主にイソシアネートとクラッカー製品事業の影響により、販売価格が2%下落し、販売量は6%減だった。ニュートリション&ケアを除く全事業セグメントで、販売量が減少し、ケミカル事業セグメント、アグロソリューション事業セグメントで、減少が顕著だった。
これは、ベルギーのアントワープおよび米国テキサス州のポートアーサーでスチームクラッカーの定期修繕を実施したこと、さらに北米で悪天候が続き、アグロソリューション事業セグメントが打撃を受けたことが原因。バイエルから買収した種子事業および非選択性除草剤事業によるポートフォリオ変更の影響により、2%増の貢献があり、為替の影響も 2%増の貢献となった。
また、特別項目控除前EBITDAは、20億ユーロで前年同期比 27%減。特別項目控除前営業利益は、前年同期比47%減の10億ユーロだった。
純利益は、石油開発子会社、Wintershall(ヴィンタースハル)を連結対象外としたことで、前年同期比で50億ユーロ増の65億ユーロだった。
第2四半期のマクロ経済環境は、同社にとって厳しいものだったことから、BASF取締役会会長 マーティン・ブルーダーミュラー氏は、「現在は非常に不確実な要素が多く、見通しも悪いため、予測が立てられません。それが第2四半期の業績にはっきりと反映されています」と述べた。
厳しいマクロ経済環境を考慮し同社は、2019年の見通しを7月8日に修正し、売上高は微減、特別項目控除前営業利益は最大30%の大幅減になると予測している。2019年通年の投下資本利益率(ROCE)は、前年を大幅に下回る見込み。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(139)-改正食料・農業・農村基本法(25)-2025年4月26日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(56)【防除学習帖】第295回2025年4月26日
-
農薬の正しい使い方(29)【今さら聞けない営農情報】第295回2025年4月26日
-
1人当たり精米消費、3月は微減 家庭内消費堅調も「中食」減少 米穀機構2025年4月25日
-
【JA人事】JAサロマ(北海道)櫛部文治組合長を再任(4月18日)2025年4月25日
-
静岡県菊川市でビオトープ「クミカ レフュジア菊川」の落成式開く 里山再生で希少動植物の"待避地"へ クミアイ化学工業2025年4月25日
-
25年産コシヒカリ 概算金で最低保証「2.2万円」 JA福井県2025年4月25日
-
(432)認証制度のとらえ方【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月25日
-
【'25新組合長に聞く】JA新ひたち野(茨城) 矢口博之氏(4/19就任) 「小美玉の恵み」ブランドに2025年4月25日
-
水稲栽培で鶏ふん堆肥を有効活用 4年前を迎えた広島大学との共同研究 JA全農ひろしま2025年4月25日
-
長野県産食材にこだわった焼肉店「和牛焼肉信州そだち」新規オープン JA全農2025年4月25日
-
【JA人事】JA中札内村(北海道)島次良己組合長を再任(4月10日)2025年4月25日
-
【JA人事】JA摩周湖(北海道)川口覚組合長を再任(4月24日)2025年4月25日
-
第41回「JA共済マルシェ」を開催 全国各地の旬の農産物・加工品が大集合、「農福連携」応援も JA共済連2025年4月25日
-
【JA人事】JAようてい(北海道)金子辰四郎組合長を新任(4月11日)2025年4月25日
-
宇城市の子どもたちへ地元農産物を贈呈 JA熊本うき園芸部会が学校給食に提供2025年4月25日
-
静岡の茶産業拡大へ 抹茶栽培農地における営農型太陽光発電所を共同開発 JA三井リース2025年4月25日
-
静岡・三島で町ぐるみの「きのこマルシェ」長谷川きのこ園で開催 JAふじ伊豆2025年4月25日
-
システム障害が暫定復旧 農林中金2025年4月25日
-
神奈川県のスタートアップAgnaviへ出資 AgVenture Lab2025年4月25日